昨日借りた本を返しに、中津川図書館へ行ってきました。
私は図書館が大好きです。
本を読むことももちろん好きなのですが、何よりも好きなのは、たくさん並んだ本の中をゆっくり歩きながら「今日はどんな本に出会えるかな?」と探す時間。
自分では考えてもいなかった世界に、1冊の本が連れて行ってくれることがあります。
昨日も、図書館の中を1時間ほどぶらぶらしていたら、「これ読んでみたいな」と思う本に出会い、何冊か借りてきました。
本好きにとって、図書館は宝物がいっぱい詰まった場所ですよね。
私は神奈川にいた時も図書館をよく利用していました。
そして今回は中津川図書館を利用させていただいています。
ですが、30年間大桑で暮らしてきた征也君。
今まで図書館へ行くということはなかったそうです。(笑)
私が行きたいと言うので連れて行ってくれましたが、初の中津川図書館体験!
私は当然驚きますよね。
「えーーーーー、図書館初めてなの???」
人それぞれ好きなことも違えば、興味を持つものも違います。
それが当たり前なのだけれど、だからこそ面白い。
私が本を探している間、征也君も図書館の中で自分なりに楽しんでいたようでした。
自分にはなかったもの。
自分が知らなかった世界。
そんなものを、違う人生を歩いてきた人から教えてもらう。
それって、すごく面白いことだなと思います。
考えてみれば、私と征也君は60年以上全然違う世界で生きてきました。
私は本や動物、自然のことに興味があって、文章を書いたり、いろいろなものを感じたりする時間が好き。
一方で征也君は、人生の中で音楽にたくさんの時間を使ってきた人です。
1日中、音楽を聴いたり、ミュージシャンの演奏を見たり。
ギターやドラムを練習したり。
私は子どもの頃に少しピアノを習ったくらいで、楽器を弾くこともないし、自分からギターをやろうと思ったこともありませんでした。
音楽も、今までそんなに深く聴いてきたわけではありません。
でも、隣にいる人が毎日楽しそうに音楽の話をしている。
好きなミュージシャンの話をしている。
その世界を少しずつ見せてもらっているうちに、「音楽って面白いな」と思うようになりました。
もし征也君と出会っていなかったら、私はきっとギターのことも、ドラムのことも、音楽のことも、今のように興味を持つことはなかったと思います。
自分一人では絶対に開けなかった扉を、誰かがそっと開けてくれる。
人との出会いって、そういうところが面白いですね。
だから今回、図書館でも自然と音楽関係の本を探していました。
昔の私なら手に取らなかった本。
でも今の私は、「知りたい」と思っている。
60年以上、それぞれ別々の人生を歩いてきた二人が出会って、お互いの知らない世界を少しずつ共有していく。
同じになる必要なんてなくて、違うからこそ新しい発見がある。
人生の後半で、こんなふうに知らなかった世界を知る楽しみが増えるなんて、なかなか面白いものですね。
今日もまた、知らない扉がひとつ開いた気がします。

