REDBABYの四方山話星話 (Epi 126) | redbaby6450のブログ

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おじゃま虫

 ロマンで御座いますねー・・・・などと小生言っておりましたが、どうやらお三人様のお

 話しはまだ続きますようで御座いますよ。

 

 

直太朗

 外国っていうか、欧米ではさァ、「赤道」を「イクウェイター(Equato)」っていうのは

 分かったけど、日本ではなんで「イクウェイター」のことを「赤い道」の「赤道」ってい

 うのさァ、メルさん

メイ

 それは前に、先生からお聞きしたじゃない、直太朗君

直太朗

 「聞いた」ということの覚えはあるんだけどさァ、その内容についちゃシッカリと忘れちゃ

 ったのさ、メイ

メイ

 まァー!忘れちゃったの、直太朗君

直太朗

 そういうメイは、中身をシッカリと覚えているのかよォー

メイ

 それは・・・・実は、私も覚えていません。忘れちゃいました

直太朗

 それみろ、俺と一緒じゃねェか!

メイ

 そんなに大きな声で怒らないでよ

直太朗

 だってさァー

メル

 はいはい、二人ともそこまで

メイ・直太朗

 ・・・・・・・

メル

 では、ご要望にお応えして、日本では「Equator」がなぜ「赤い道」の「赤道」といわれる

 ようになったのか、について話すわね

メイ

 お願いします

直太朗

 頼むゼ、メルさん

メル

 この「赤道」についても、これは古代中国由来なのよ

直太朗

 ヤッパリな、どうせそんなところじゃねェかなって思っていたぜ

メイ

 仕方ないわね。昔むかしの日本の、「知識」の先生は中国だったんだから

直太朗

 シッカタねェーなァ・・・・

メル

 まず、古代中国ではね、星などの天体観測に「渾天儀」という観測機を使っていたのよ

直太朗

 ・・・・コ・ン・テン・ギ・・・・

メイ

 なんでしたっけ・・・・コンテンギ

メル

 「渾天儀」は、云わば「地球儀」の「天球儀」版ね

直太朗

 ナジャ、それは

メイ

 ・・・・

メル

 まずは、中が空洞の透明な球体をイメージしてね

メイ

 中が空っぽの透明な球体・・・・ですね

直太朗

 サッカーボウルの透明版だな

メル

 その球体の透明な面に沿って何本かの円環が貼り付いているの

直太朗

 エンカン・・・・

メル

 そう円環、つまりリングよ

直太朗

 オゥ! リングな

メイ

 そのリングは、何ですか?

メル

 この円環が、それぞれ黄道や白道であったり天の赤道や子午線などを表しているのよ

メイ

 なるほど

メル

 そして、この透明な球体の中心部に地球を模した小さな球体が置かれているのよ

直太朗

 地球が中心なんだな

メル

 この渾天儀は、天体の動きを再現出来る機構を持っていて、これを使って古代中国では星

 の観測を行っていたのよ

直太朗

 「こんてんぎ」は分かったけどさァ、これが「赤道」とどう繋がるのさァー、メルさん

メル

 実はね、この渾天儀を使って観測して作成した星図の中の「天の赤道」を「赤い線」で表

 したり、渾天儀本体の「天の赤道」を表す円環を「赤色の円環」で表していたのよ

メル

 赤いリングに赤い線かァー

直太朗

 なるほどー、赤い輪っかねェー

メル

 昔の時代に中国から天文学を学んだ日本に、この「赤い線」の「赤道」の名が伝わって、

 それから日本では「Equator」を「赤道」と称するようになったといわれているのよ

メイ

 分かりました

直太朗

 よく分かったぜェー

メル

 よかったわ

メイ・直太朗

 ありがとうございました

 

 

おじゃま虫

 赤いリングに赤い線・・・・それが「赤道」。

 分かりやすかったで御座いますね。

 

 みな様、メルさんのお話し、如何で御座いましたでしょうか・・・・