REDBABYの四方山話星話 (Epi 123) | redbaby6450のブログ

redbaby6450のブログ

ブログの説明を入力します。

おじゃま虫

 あお虫さん、ありがとう御座いました。

あお虫

 どうじゃな、少しは整理出来たかな

おじゃま虫

 ハイ。完全では御座いませんが、私なりに・・・・

あお虫

 まァーよい。落ち着いた様だから、続きを話すかな

おじゃま虫

 よろしくお願い致します

あお虫

 では、まず浄土教じゃがな。これは4世紀から5世紀頃の古代中国の東晋時代に廬山に住

 んでおったとされる高僧の慧遠(えおん)が説き、その後7世紀から10世紀頃の唐時代

 の高僧の善導(ぜんどう)が提唱した宗教じゃな

おじゃま虫

 慧遠さんに善導さんで御座いますか

あお虫

 阿弥陀仏の極楽浄土に往生して成仏することを説いておる大乗仏教の一つの派じゃな

おじゃま虫

 だいじょう仏教・・・・

あお虫

 ユーラシア大陸の中央部から東部地域にかけて信仰されてきた、世俗を離れ出家して僧と

 なった者だけでなく、世俗生活を続けながら仏道に帰依する在家者を含めた一切の衆生を

 救済する、と掲げる仏教の宗派の総称だな

おじゃま虫

 その宗派の高僧の慧遠さんと善導さんが・・・・

あお虫

 話の中心は善導になるが、善導は「称名念仏」を根本とする浄土思想を確立した人物とさ

 れておる

おじゃま虫

 しょうみょう・・・・ねんぶつ・・・・

あお虫

 「南無阿弥陀仏」と仏様のお名前を口に出して称える「口称念仏」のことだ

おじゃま虫

 なむあみだぶつ・・・・こうしょうねんぶつ・・・・

あお虫

 そうじゃ。仏様のお名前を口に出してお称えして、極楽浄土での極楽往生を願うことだ

おじゃま虫

 はァ・・・・

あお虫

 極楽浄土はな、陽が沈むつまり陽がお休みになられる「西方」にあるとされておる

おじゃま虫

 浄土は西方にあり、で御座いますかァ・・・・

あお虫

 浄土教はな、紀元100年頃にインドにおいて興起された宗教じゃ

おじゃま虫 

 インドが発祥の地で御座いますか

あお虫

 その後、この浄土往生の思想が2世紀後半頃に古代中国に伝わったと言われておる

おじゃま虫

 はァ・・・・ところで「二河白道」は・・・・

あお虫

 そうじゃったな。「二河白道」とはな、浄土教において衆生が一心に極楽往生を願い信心

 することの譬喩じゃよ

おじゃま虫

 ヒユ・・・・で御座いますかァ

あお虫

 そうじゃ、物事の説明をするときにその印象を強くするために、そのことに類似した他の

 事物を借りて、喩えて表現することを「譬喩」という

おじゃま虫

 ハイ・・・・

あお虫

 「二河白道」においてはな、極楽浄土に至るとされる「白い道」の「白道」の両側にはな

おじゃま虫

 両側に・・・・

あお虫 

 白い道の左側には「火の河」が流れ、右側には「水の河」が流れる、とされておる

おじゃま虫

 「火の河」・・・・「水の河」・・・・で御座いますかァ

あお虫

 そうじゃ、「火の河」はな、憎しみや怒りの心を表しておる。

 そして「水の河」はな、貪りや執着の心を表しておる

おじゃま虫

 憎しみや怒りの心・・・・貪りや執着の心・・・・

あお虫

 極楽往生を願う衆生はな、しばしば憎しみや怒りに心を取られ、その結果「火の河」に落

 ちてしまう。

 そしてな、衆生はたびたび貪りや執着に心を取られ、その結果「水の河」に落ちてしまう

 んじゃ

おじゃま虫

 ・・・・落ちてしまう

あお虫

 衆生が、極楽浄土に至る白い道の「白道」を、一心に歩み辿ることは難しいことなのじゃ

おじゃま虫

 ・・・・

あお虫

 憎しみや怒りは、時として「燃え上がる」などと表すことから「火」の河と表現されてお

 るんじゃ。

 そして貪りや執着は、時として「欲に流される」などと表されることから「水」の河と表

 現されておる

おじゃま虫

 なるほどォー

あお虫

 極楽浄土に至る白い道の「白道」は、東方から西方に至り。

 火の河と水の河も、東方から西方に流れておるんじゃ

おじゃま虫

 全て東方から西方に・・・・

あお虫

 東方からはお釈迦様が「逝け」と仰り、西方からは阿弥陀仏様の「来たれ」とのお声が聞

 こえる、と言われておってな

おじゃま虫

 お釈迦様に阿弥陀仏様のお声が聞こえる・・・・

あお虫

 白い道の「白道」を辿る衆生はこのお声に導かれて、極楽浄土における往生を一心に願い

 信心してこそ、「火の河」や「水の河」に落ちることなく極楽浄土に至り往生できるとす

 るのが、浄土教なんじゃよ

おじゃま虫

 なるほどォー

あお虫

 オヌシも、心静かに暮らし、時々は自分の過ぎ越しの道を辿り直して思い返し、未来の道

 を考えた方がいいじゃろう

おじゃま虫

 そうで御座いますね。

 ありがとう御座います。あお虫さん

あお虫 

 よいよい