おじゃま虫
みな様、7月で御座いますね。
七夕も過ぎまして・・・・チョット可笑しな申し上げ方となりますが、7月も本番に入り
ますで御座いますね。
みな様は7月をジュライ(July)と申しますが、これは言わずもがななことでは御座いま
すが、古代ローマのユリウス暦で命名されたんで御座いますよね。
ユリウス暦を布告し制定したのは、共和政ローマ末期の執政官「ガイウス・ユリウス・カ
エサル(Gaius lulius Caesar)(英語名は、ジュリアス・シーザー)」で御座います。
このユリウス暦は、紀元前45年から1582年までの1600年以上に渡って、欧羅巴
のほぼ全域において使用され続けたんで御座いますよ。
カエサルは、自分が生まれた誕生月であった「7月」に自分の名前を冠することに決め、
7月を「ジュライ」と命名したといわれているんで御座いますよ。
ユリウス暦以前の暦で、ローマ時代の初期から使用されていた「ローマ暦」では、1年は
3月から始まっていましので、このローマ暦においては7月は5番目の月となりますよ。
本邦では、7月は「文月(ふみづき)」で御座いますよね。
文月とは・・・・
古には書物のことを「文」と申しておりまして、7月7日の七夕の夜に詩歌を献じたり、書
物を披いて夜気に当てて、書の上達を祈念する風習があったそうで御座います。
この書物を夜気に当てて干すという行事から、書物(文)を披くという意味で「文披月(ふ
みひろげづき)」と呼ばれるようになったといわれているんで御座います。
そしてこの「文披月」から、「文月」になったとされているんで御座いますよ。
また一説にはで御座いますが、7月は稲の穂が実る頃で御座いますので、その意味において
「穂含月(ほふみづき)」といわれ、ここから転じて「文月」になったともいわれているん
で御座いますよ。
ちなみにネイティブアメリカンにおいては、7月の満月を「バック・ムーン」と呼んでおり
ます。
バックとは、牡鹿のことで御座います。
7月は、北米においては、牡鹿の象徴である「角」が生え変わる時期に当たりますので、こ
の様に呼ばれているんで御座いますよ。
今月(7月)の満月は、7月21日で御座いますが、天空のやぎ座に満月が位置しておりま
よ、どうぞみな様御覧くださいませ。