微妙なヤマトことば | 東京 わがまち猫日記

東京 わがまち猫日記

東京江戸川区に暮らす楽しい「わがまち猫」たちの日記です。

先週の日本語学校の授業で、
猫を「持っている」とか「育てている」ではなく、
猫を「飼う」という言葉を説明する時に
「買う(buy)のことではなくて?」
「そう、飼うって言うんですよ。」

 

そういう発音が同じで意味がまったく違う言葉に、
外国の人たちはとても興味があるようだった。
たとえば「勝ち(win)」と「価値(value)」のような。

 

でも咄嗟に「ほかにはどういうのがある?」と言われると、
意外とすぐには出てこなくて反省したが、
そういう部分では日本語は、
意味を文面から判断することは非常に多いから、
外国の人たちはとても苦労する、
こちらからすれば「迷惑かける」ことになりそう。

 

アントニオ猪木がモハメドアリに、
「おまえの名前は日本語では蟻だ。
 お前を蟻のように踏みつぶしてやる!」と言いましたが、
それならモハメドアリも猪木に
「お前の名前も英語では蟻(ant)だろう!」と、
言い返せばよかったのに、。。。などと思うも遠い昔のこと。

 

図書館の帰りに施設の職員さんに、
あしたはトランプ大統領就任式だから、
雪だし、のんびりトランプゲームでもやったら?と、
冗談で言ってから気が付いたんですけど、
「Trump」という綴りは同じでも英語では「Playing Cards」。

これはなんかのゲームで「切り札」という意味があったことから、
日本では「トランプ」と呼ばれていることは調べてわかった。

 

「切り札」なんてなんかカッコいい名前じゃないの?

でもきょうの「報道ステーション」で、
トランプ氏は選挙という勝負に勝ちたかっただけで、
本当に大統領になりたかったかといえば、
「あとは野となれ山となれだ」と報じていて、
だとすると明日の就任式は大混乱になりはしないだろうか。

 

今週の授業で、
「”野となれ山となれ”というのは”ヤマトことば”ですか?」と聞かれたら
「そうだけど微妙に違う」と説明するしかないなぁ。