シェイクスピアさん・中野好夫さん・松岡和子さん-じーじのじいじ日記・セレクト | ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)  

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 2019年2月の日記です

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 このところ、シェイクスピアさんにハマっている。
 先日、『ハムレット』を読んだので、今は『リア王』(松岡和子訳・1997・ちくま文庫)に挑戦中。
 なかなか重厚な物語だが、「道化」の存在が面白い。
 『海辺のカフカ』のホシノくんみたいな感じ(ホシノくんはもっと純朴だが…)。楽しみである。
 他に、並行して読んでいる本として、
  河合隼雄・松岡和子『怪読シェイクスピア・増補版』(2011・ちくま文庫)、
  中野好夫『シェイクスピアの面白さ』(2017・講談社学芸文庫)、
  松岡和子『深読みシェイクスピア』(2016・新潮文庫)などなど。
 中野さんのエッセイには、東大で同僚だった渡辺一夫さん(渡辺さんは仏文学者で、戦争中、フランス語とラテン語で日記を書いていたというかた。加藤周一さんや大江健三郎さんの先生でもある)が出てきたりして、とても楽しい。
 また、河合さんは、あいかわらずきれのいい分析を披露していて、やはりすごいな、と感心させられる。 
 河合さんお得意のだじゃれも健在で、やはりだじゃれが好きだったらしい(?)シェイクスピアさんに負けじと頑張っておられる。
 窓の外の雪を眺めながら、毛布にくるまって読む(?)シェイクスピアさんもいいものだ。
 新潟でも冬の寒さはもう少し続きそうだ。    (2019.2 記)