ラトヴィア・シベリア・ソ連からの独立-じーじのじいじ日記・セレクト | ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)  

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 2019年冬の日記です

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 NHKーBSを見ていたら、先日も放映されたラトヴィアの民族と歌の祭典を取材した番組が再放送で流れた。
 先日、見た時は感動のあまり、ラトヴィアという国のことを知りたくて、『物語バルト三国の歴史-エストニア・ラトヴィア・リトアニア』(志摩園子・2004・中公新書)を買ったほどで、今も読んでいるところだ。
 バルト三国のことは高校の世界史でちょっと習っただけで、ほとんど知識がなかったが、この本を読むと、小さな国々だけに、昔から大国の思惑に左右されて苦労をしてきており、特に、ソ連に併合されていた時には、シベリアへの強制連行などもあって、大変だったようだ。
 ラトヴィアをはじめとするバルト三国の誇りは、武器ではなく歌による独立と称されるソ連からの独立。
 なんと民族全体による歌の合唱でソ連からの独立を勝ち取ったのが感動的だ。
 民族の誇りと独立が、武器ではなく、歌である、というのはすばらしいと思う。
 アメリカの言いなりになって、高い武器を次々と買って、国の赤字を増大させている人たちも見習ってほしい。
 そして、外交の基盤はやはり近隣の国との平和外交であろうと思う。
 よその国の裁判官や政治家を平気で馬鹿にするような一部の政治家の言動は、これに反するのはいうまでもない。
 ましてや、近隣の国々への過去の侵略や併合という屈辱的な歴史を反省しない政治家などは論外である。
 日本国民だって、近隣の民衆のつらい経験やそれへの加害責任を感じている人は少なくないと思う。
 それぞれの民族の誇りを尊重し、平和な外交が実現されることを祈りたいと思う。   (2019.2 記)  

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 翌日の追記です
 同じくNHK-BSで、関口知宏のヨーロッパ鉄道旅、という番組の再放送をしているが、これを観ていると、やはりソ連による支配の影響の大きさやソ連崩壊後のヨーロッパの国々のことをいろいろと考えさせられる。
 民族の誇りを踏みにじるような政治はいつか崩れると思うが、それまでに人々が支払う代償はすごく大きなものがあると思い知らされる。
 民族の誇りと個人の尊重は本当に大切だと思う。
 辺野古でも、福島でも、朝鮮でも、中国でも、……。   (2019.2 記)

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 2022年春の追記です

 ウクライナの次はバルト三国が危ないという話も聞こえてくる。

 なんとか早くにロシアのウクライナ侵略や他の国々への侵略が終わることを祈っている。   (2022.4 記)