横山知行「『正しさ』の向こうに」2012・遊戯療法学会ニュースレター | ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)  

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 2012年のブログです

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 新潟大学の横山知行先生の「『正しさ』の向こうに」を読みました。

 いいエッセイだと思いました。

 ある意味、痛快な文章です(横山先生は温厚なかたですから、じーじのように過激な表現はなさっていませんが…)。

 エビデンスの必要性に触れながらも、エビデンスだけでは測れない大切なもの、実証的な「正しさ」だけでは測れない大切なものの存在、それを忘れないことの大切さを述べられていると思いました(間違っていないと思うのですが…)。

 そして、遊戯療法における「間」の重要性を指摘され、ホイジンガを引いて遊びの時空間の中で展開される豊かな世界を掬い取ることの大切さを述べておられます。

 ホイジンガは以前に読んでいたのですが、大切なところを読み落としていました。

 もう一度、じっくりと読み直そうと思いました。

 いい課題をいただけたと思いました。

 改めて、遊戯療法の、そして「遊び」の奥深さを知らされた一文でした。     (2012.12 記)

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 2023年11月の追記です

 今から11年前の文章です。

 ホイジンガさんはまだきちんと再読をしていません。勉強不足です。

 できればカイヨワさんとウィニコットさんもきちんと再読をしようと思っているのですが…。頑張ります。    (2023.11 記)