なぜ吉方をとるのか。
どうして吉方をとるのか。
学びはじめの頃はとても曖昧で、
自分の思ったとおりになるから。
取った方位に応じたいいことがあるから。
というように漠然としていました。
ですが、
学びが深まるにつれて「吉方をとる」という行為の捉え方も随分と変化してきています。
吉方の最大の良さは、
①やる気がでてくる(意)
②努力をする、実行の気がうまれる(身)
③愚痴や不満、マイナスを言わなくなる(口)
この3つが吉方をとることによって生じる最大の良さである、
とわたしは思っています。
やる気がでてくることは特に重要で、
この「やる気」は誰からも与えられることはありません。
やる気は表から与えることができるものではなく、自分に内在している種から芽が出てくるようなものなのですね。
人間の精神は不思議と毒に敏感で、敏感であるが故に毒の方に流されてしまいやすいものでもあります。
そういった中にあっても流されず、
立ち止まり、
さらには善の方へ向かおうという気持ち、やる気がわいてくる。
その結果、人生の舞台が大きく変化している。
吉方を取る。と聞くと、
ついドラマチックな展開を想像してしまいがちですが、
予想もできない人生の舞台への道のりは、
日常から大きくかけ離れたものではない。
とわたしは感じています。