№225 ニノ + サトシ × 喜多川歌麿「願ひの糸ぐち・序図」 ファブリアーノ紙・水彩
原画ではそうでもなかったのに、大宮に置き換えたらめたんこ萌えるこの体勢。
なんなんでしょうね、このシチュエーション・・・。
そして大野さんの若旦那感が、たまらない。(>_<)
リアル世界でも、大野さんは和装が本当によく似合って、いつもクラッときます。 (@_@)
もう大野さんには和装アイドルになってもらいたいぐらい。(そんなものがあればね)
油画科で学んだ私は、日本の美術史のことにはあまり詳しくないのです。
「大学で美術を学んだ」というと、外から見ればひとまとめですが、
内側から見れば、科によって全然違う。
美大には、意外にも 「絵を描くのが嫌い」という人もいたりします。
中田英寿が 「僕はサッカーをプレイするのは好きだけど、見るのはあんまり・・・。」
なんて言っていたように、
デザイン科志望の子にデッサンを教えていて、
「自分がしたいのはものをカッコよくデザインすることであって、絵を描くことではない。」
と言われて、びっくりしたことがありました。
その子も反抗的に言ったのではなく、心情を吐露してきたわけなので、
私もちょっと同情したくらいです。
そんなわけで、専門外だった浮世絵とか春画に、私が興味を持ったのはここ何年かのこと。
海外では 「ウタマロ」 は 「ナニが大きい」 の隠語なわけですが、
その理由もよくわかってませんでした。(´・ω・`)
要は、喜多川歌麿の春画は、
19世紀にフランス人の美術評論家によってヨーロッパに紹介されたのですが、
日本の春画独特のデフォルメが、海外の方にはすごい衝撃を与えたのですね。
もちろん、他の絵師によるものもたくさん海外に流出してはいるのですが、
特に歌麿の春画は、ヨーロッパでその芸術性を高く評価されて有名になったみたいです。
春画も絵師によってそれぞれ特徴があるのですが、
確かに歌麿の春画は色がシックで、構図も独特です。
これなんかどうですか?
この人物の切り取り方!!
春画特有のどぎつさもないのに、しっとりとヤラシイ。
男女とも顔がほとんど見えませんけど、男性の片目だけギリギリ見えているんですよ!
ホント、勉強になります。(*´з`)
奥が深いわ。
春画は基本、12枚で一組。
ちなみに春画の三大傑作は、
鳥居清長の「袖の巻」
喜多川歌麿の「歌まくら」
葛飾北斎の「波千鳥」
だそうですよ。
そのうちにまた、ご紹介出来たら、と思います。