自分の欲求が何なのか、わからなくなることがありました。

「何がしたいの?」と聞かれても、すぐに答えが出てこない。
むしろ、相手が何を求めているかを先に考えて、それに合わせてしまったりする自分がいました。


長い間そうやって生きてきたので、自分の欲求がどこにあるのか、わからなくなっていたのだと思います。

そんなとき、資産家の先生に

「自分の本当の欲求が何か、どうやって探したらいいのかわからない」と尋ねてみました。

先生の答えは、とてもシンプルでした。
先生でも「常に自分に、本当はどうしたいのか? 今どうしたいのか? と聞いている」のだそうです。


たとえば、人から話を振られたとき。
そこに乗っかりたいのか、そのままスルーしたいのか、笑いたいのか。
人のことは気にせず、自分が今どうしたいのかを、常に意識するといい、とのことでした。
そんな小さなことまで、自分に聞いていいのだと思わなかったので、少し驚きました。



人から話を振られたら、乗っかるのが普通。

笑うのが礼儀。そういうふうに、無意識にしていた自分がいました。

でも、先生は、そこに「自分はどうしたいのか」という問いを挟むのだと言います。


試しに、やってみました。

誰かと話しているとき、ふと「今、私はどうしたい?」と自分に聞いてみたのです。

すると、意外なことに気づきました。

「本当は、この話に乗りたくないな」とか、「今は、ただ返事もせずに靜かにしていたいな」とか。

今まで、そういう自分の声に、耳を貸していなかったのだと、わかりました。

もちろん、いつも自分の欲求を通せるわけではありません。

それでも、自分に聞いてみるだけで、少し違うのです。落ち着くのです。
すぐに誰かに合わせて動く前に、自分の気持ちを一度確かめる。


その小さな習慣が、自分の欲求を少しずつ見つけやすくしてくれるのだと思います。