未来を作っているのは、過去の自分のエゴ、という概念に驚いた。

松田サリー先生が教えてくださったのは、量子力学の話である。

私たちは7歳までに経験した、親や周りの大人からされたこと、言われたことの記憶のデータベースから物事を考える癖がついている。

例えば、コップに入ったジュースをこぼして親に怒られた経験を子どもの頃にしていると、大人になっても飲み物をこぼすと嫌な気分になる。

それは過去の経験からの感情を繰り返していることになる。

親の口癖などで、苦労をしないと成功しない、と言われてきていると、そんなものだと思いこんでしまう。

それも過去に作った概念。

その繰り返しで、人生とはこんなものだと思ってしまうかもしれないが、飲み物をこぼした時に、今度は嫌な気分になるのではなく、ただこぼれただけ、と感情を入れないようにしたり、違う反応をしてみることで、未来を変えてみる。

反応を変えてみる、その繰り返しで未来を変える。

例えば月収をいくらになる、無理かも、ではなく、何が起きてもぶれずにその状態を思い描く、これがミクロ(内側)。そしてそれがマクロ(外側)に映し出されて現実がそうなる、という量子力学の理論である。

もちろん、そのために目の前にやってきたことに対して行動はしないといけないけれども。

私はこれを知らないうちに使っていたことに気づいた。

以前、職場の周りにコンビニがなく、できるといいな、とずっと思っていた。

そんな中、実際にできることになり、今職場の隣にある。

こんな感じで願いはかなうんだね、と思っていた。

都合の悪いものもエゴで持っていると、それも叶うので、 自分にとっていいことだけを考え、願おう、と意識している