12月そして1月 | ぼくはきっと魔法を使う

ぼくはきっと魔法を使う

半分創作、半分事実。
幼い頃の想い出を基に、簡単な物語を書きます。
ちょっと不思議な、
ありそうで、なさそうな、そんな。

年末年始は読書に耽ろうと計画して、何冊かの小説をまとめ買いした。
大した量ではないのですが、、、年越し読書しました。


『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』
 昨年、同名の小栗旬主演ドラマが放送されていました。
 ある事件をきっかけに死者と対話できる能力を得た刑事の物語。
 ドラマとは異なる完全オリジナルストーリーということで、読んでみました。
 死者と対話できるため当事者にしかわからない事実を知り得るわけですが、
 そこをどう埋め合わせて証拠とするかがポイントとなります。
 原作は金城一紀氏、小説は古川春秋氏。
 文章が巧く読みやすかったのであっという間に完読しました。


『聴き屋の芸術学部祭』
 市川豊氏のデビュー作が文庫化されたので即入手しました。
 表紙と扉絵はスカイエマさん!
 生まれながらの聴き屋体質(人の話を聴くだけで相手を満足させることができる)の主人公。
 個性豊かな芸術学部の面々から身の回りで起こった事件の話を聴き、
 その真実へと近づいていく…。
 4つの短編の内、二つが殺人事件、もう二つが日常の謎。
 でもどれも「犯人はお前だ!」系ではなく、一風変わった解決法。
 普通の大学生はそうであるべき、と納得。


『化学探偵Mr.キュリー』
 化学がすきなのでそのタイトルに惹かれて手に取りました。
 お節介な女の子と、クールな探偵役の男が事件の謎を解く、よくあるパターン。
 大学内で起こる様々な問題(事件)を、イメージダウンを避けるために解決へと導く二人。
 なので、扱うのは日常の謎。
 化学の要素は各話ちょろっとしか登場せず…人間関係の修復がメインかな。
 軽いタッチのコメディ要素も入った読みやすい小説でした。


『ドリームダスト・モンスターズ 白い河、夜の船』
 青春ミステリーという言葉に惹かれて手に取った小説。
 容姿端麗、でも心に傷をもつ女の子と、
 人の夢の中に入り込める能力をもつ男の子、二人の高校生の物語。
 夢の中で美しい女性に出逢う大学生や、犯罪の現場を夢に観る女子高生など、
 不思議な夢を観て悩んでいる人々の依頼を受け、夢の中に入り込み、
 夢の謎を解明する、ファンタジー要素の強い一風変わったミステリー。


『植物図鑑』
 こちらは恋愛小説。
 作者は有川浩氏。
 主人公の女性はある夜、アパートの前で一人の男を拾います。
 彼女は、放浪の途中で行き倒れていた名字も知らない男と共同生活を始めます。
 彼は容姿端麗、しかも家事をもこなす完璧男子。
 植物、特に道端に咲くいわゆる雑草に異様なほど詳しく、
 採ってきた食べられる草花を、美味しい料理に変身させます。
 やがて二人の間に恋が芽生え始めるのですが…
 微妙な距離感の二人の恋愛模様が、読んでいて恥ずかしくなる!
 

『マスカレード・ホテル』
 これはまだ途中。



昨年は愛だの恋だのでバタバタしてて、最悪な年始でしたが、
今年は気分爽快!

今年もどうぞよろしくお願い致します。