しろくま | ぼくはきっと魔法を使う

ぼくはきっと魔法を使う

半分創作、半分事実。
幼い頃の想い出を基に、簡単な物語を書きます。
ちょっと不思議な、
ありそうで、なさそうな、そんな。

幼い頃、青空に浮かぶ白い雲を眺めては、あれはアイスクリームだとか、あれはドラゴンだとか。




 




夏によく遊びに行った川では、川原にころがる石を集めて、これはおにぎりみたいだとか、これはUFOみたいだとか。




 




また、古代の人々は、夜もすがら満天の星を眺めてそれらを線で結んでは、そこに見えるのは天に駆け上がる犬だとか、むこうに見えるのはサソリに命を奪われた狩人だとか・・・。




 




現在、冬真っ只中。




寒空の下、一人溜息を吐くとそこには、可愛いしろくまが一匹現れました。




 




さあ、




あなたの吐く息は一体何に見えますか?