ありがとう おばあちゃん② | おばあちゃんとりんごの庭

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認知症+胃ろうのおばあちゃんの在宅介護を経験

現在は失語症の父の介護中

なんてことない日常
だけど大切な日々のあれこれ

自分らしく色々綴っていきます♪



葬儀屋さんへの連絡 

病室の荷物整理など

一旦院外に出た妹と連絡を取りつつ、手分けして作業をすすめました

(外にお母さんや叔母さん夫婦(おばあちゃんの長女)がいましたが、病院内に入ることはできなくて玄関前で待機)

亡くなったのが日付が変わる直前

葬儀場に着いて解散したのは3時頃

悲しんでいる暇もなく時間が過ぎていきました


葬儀場には私と妹が泊まることに

神経が高ぶっているのか全く寝れず

おばあちゃんの枕元に行ったり来たりしてました

そのうち起きるんじゃないか?と思うほど

本当に穏やかで毎日見ていた寝顔のままでした


朝になり 外はポツポツと雨

お世話になってる和尚さんを見てホッとしたのか

本当におばあちゃんは死んじゃったんだなって実感して泣いたり

みんなで遺影を選ぶのに

今こんなに写真の種類が選べるの?って笑ったり

泣いたりするけど笑えてる

意外と大丈夫なんだと客観的に自分をみていました


無事に枕経も終わり

これからの予定を立てようと、みんなが席に着いた瞬間

外からものすごい轟音!!!

本当に一瞬のことでしたが、轟音の正体は雨

おばあちゃんが「よろしくな」って言ってるかのようなタイミングでした

その後は久し振りに太陽が戻ってきて

やっぱり晴れ女だったんだ

みんなでそんなことを話していました

(7月19日の空)

コロナ禍ということもあり

お通夜も葬儀も

本当に近しい身内だけで行いました

感染リスクを減らすため

お通夜後の会食もお持ち帰りの形に

火葬場の談話室も使用禁止

火葬が終わるまではバスの中かロビーで待機

ちょっと寂しい感じもありましたが、この状況では仕方のないことですね

(撮影・妹)

火葬場の周りを散策していたら、妹がヤマユリを見つけました

生い茂る草の中にポツンと

でも華やかにとても力強く咲いていました

どんな困難があっても逞しく生きてきた

おばあちゃんの強さをヤマユリにみたような気がしました