【小豆島Day】by瀬戸内国際芸術祭2022 | 宇宙(そら)を見ながら「旅」するmomoの日記。 

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気ままにupしています。

 

 

誰かが生きたかった未来を

私たちが生きている。

 

 

In the future that someone really wished to live,

 We are living Now.

 

 

 

トイプードル 「皆さま、おはようございます。もも2号です」

 

AM 6:00

ジャンボフェリー 高松東港待合室にて待機中。

 

どうやら便に遅れが出ている模様・・・

ご安心ください、奥さん。

本日、5時起床の私

多少遅れても

睡眠をとる時間が増えたと考えれば容易いもんです。

 

それにしても

瀬戸芸・島巡りの朝は早い。

 

まだ暗かった朝が明け

水平線に浮かぶ島も見えてきました。

 

まだ冷たい風を感じながら

デッキに顔を晒す。

 

目指すは小豆島

醤(ひしお)とオリーブの島である。

 

フェリーの駐車スペースの窓

毎回ながら

ここからの景色がお気に入りの場所ウインク

 

 

AM 7:30

坂手港到着。

 

当然ながら、どの作品会場も開場していない

かといって

小豆島は作品数が多くて

一日じゃ巡れない。

基本、瀬戸芸作品の開場は9:00~17:00が受付となっている。

 

トイプードル 「今日はできるだけ多く!新作を見るぞイエローハーツ

 

 

現時点

見れるのは野外作品のみ。

 

坂手港に着いたらすぐに近くにある待合所前の車を停め

待合所の巨大な壁画を鑑賞しよう。

 

トゲトゲの奇妙な灯台は、なかなかの見応え

 

恐竜くんsd30 スター・アンガー (ヤノベケンジ)

 

2013年の瀬戸芸作品

坂手港のアート灯台

夜はライトアップされるんだとか。

 

奥に見える船は

高松から乗ってきたジャンボフェリー(こんぴら?)

 

 

フォトスポットのハート型の木グリーンハート

 

AM 8:50

寒霞渓のロープウェイ山頂駅へ

 

朝だから道路も空いているし

まだ観光客も少ないウインク

 

山道を歩く

人気が無いから

目印に旗が立っていたのを見て安心した。

 

紅葉したら

とても綺麗な山道です。

 

恐竜くんsd54 空の玉 (青木野枝)

 

鉄の球体を繋ぎあわせた展望台

雄大な寒霞渓の景色を一望できる。

直系4メートルの巨大な球体は鉄で出来ており

時間が経つにつれ、茶色になって

景観の一部になるという。

 

この作家さん

豊島にも作品がある

「空の粒子」という作品をすぐに思い出した。

何かと高いところに

縁がありそうなアーチストさんだなって感じた。照れ

 

寒霞渓の猿猿

突然森から現れて、こっちを威嚇してきた。

野生動物が生息する山は

危険がいっぱいである。ガーン

 

 

 

AM 10:30

肥土山・中山の千枚田

 

田んぼのお米が刈られ干されている

千枚田のなかに

ひょっこり現れた巨大な竹の建築物。

 

恐竜くんsd44 ゼロ (ワン・ウェンチー)

 

約4000本の竹を使用して作られた巨大なオブジェ

来場者は中に入り自然と一体となり

「調和の精神空間」を体験する。

心身が安らぐ時間を過ごすことができる。

 

夏に台風がやってきて

天井が潰れてしまったそうです。

屋内には巨大な支柱が屋根を支えておりました。

作品内は汚れてしまって去年は裸足だったのに

靴を履いたまま鑑賞することになった。

そして

寝転がることもできなくなっていた。

 

 

「過度な破壊がなかった原始に近い地球に戻れるように」

というコンセプトで制作された「ゼロ」

台風で被害があっても

これも自然の摂理なのだと思う。

 

歩くと竹の音がして

竹から差し込む太陽の光とか

森から聞える鳥の声とか

近くの川の水音とか

 

気持ちよかった。

 

 

AM 11:00 

こまめ食堂でランチ

 

ここに来たら

是非とも食べてもらいたいランチ

小豆島の食材

棚田で刈り取られたお米を食べることができる。

 

大人気店なので

予約できても、時間より早めに現地到着しておこう。

 

ごちそうさまでした!爆  笑

 

帰り道、田んぼの真ん中で

猫が昼寝をしていた。

 

 

 

PM 1:15

屋形崎夕陽の丘

 

是非、使ってくださいと

案内されたのは海の見えるブランコ

ここは夕陽がとても綺麗に見える名所であって

フェリー時間が限られている私たちにとっては

ここで

夕陽が見れないことが残念だった。

 

恐竜くんsd43 まじまりの刻 (三宅之功)

 

タマゴは命の象徴

割れ目からは植物の小さい芽が生えている。

島と共に在り続けるタマゴと

一期一会の出会いは

どのような物語のはじまりになるんだろうか?照れ

 

作者いわく

ウクライナに平和の願いを込めて。

 

サインもあった。

 

トイプードル 「夕陽を浴びた姿も見てみたいなぁ」

 

 

 

恐竜くん ひとりおどり (チャールズ・ウォーゼン)

 

神浦地区の西

駐車場の端っこにあるこの作品

2016年の作品で、今の場所以外に3回移転しているみたいだった。

 

私は驚愕した。

この作品がガイドブックに載っていないのである。

地図ですら表記がない

どうみても・・・見当たらない。

もしかして、転記し忘れた?

 

 

「これ、作品なの?」

 

友人からそう言われる

可哀想な「ひとりおどり」さんタラー

3年後には、ぜひとも載っていて欲しい作品ですキョロキョロ

 

 

PM 2:20

三都半島の神浦地区は

静かな海辺の町である。

 

恐竜くんsd47 ポップストップ (チャールズ・ウォーゼン)

 

神浦の西にあるポップなバス停

魚のウロコがモチーフ

「ひとりおどり」と、同じ作者の作品が同じ場所で展示されているので

是非、忘れずに会いに行ってあげたい。

 

恐竜くんsd19 山声洞 (伊藤敏光+広島市立大学芸術学部有志)

 

大地からにょきっと出た巨大な「耳」

砕石場跡地にできた巨大な空洞と鉄製の耳で

森の声に耳を傾け、音を聴く作品。

 

地上の音が響いていて

鳥や虫の声

人の雑談もよく聞こえた。

 

ここまで

神浦西の駐車場から歩いてきた。

駐車場があるかわからなかったので・・・結果、あったのだ

徒歩約15分

坂道を登った。

歩くことは問題なかったが、帰りもこの道をまた歩かなきゃいけない

やはりこの時間ロスは大きいショボーン

 

 

小豆島石とも呼ばれた 花満岩

石材業が盛んに行なわれていた小豆島

神浦地区には、安山岩や流紋岩が採られていたそうだ。

 

 

オリーブと、醬と・・・岩石の島!

 

瀬戸芸は

そんな島の歴史にも触れさせてくれる

貴重なイベントだと思う。おねがい

 

恐竜くんsd16 潮耳荘 (伊藤敏光+康夏奈+広島市立大学芸術学部有志)

 

海に伸びた長い収音機

海音が建物内部に響く構造になっており

室内で聴くことができる。

 

この作品には特別な思いがある。

作品を見る度に、 花寿波島 (はなすわじま)のことを思い出すのだ。

花寿波島 の秘密」という作品があったのだ。

2013年に瀬戸芸の作品として飾られていた。

今は無い作品で・・・

作者も、居ない

でもこうやって、アートは記憶の中にずっと残り続けている照れ

 

波の音を聴きながら

数キロ先に実在する

花寿波島 に想いを馳せた。

 

トイプードル「山と海の音を聴く耳、兄弟みたいなアートだね」

 

 

でっかいヤドカリ爆  笑

 

PM 3:00

再び神浦地区

 

恐竜くんsd45 ヒトクサヤドカリ (尾身大輔)

 

ヤドカリが住み着いたのは

海辺の空き家

リアリティある巨大彫刻は迫力満点でした。

 

共存?かと思ったら

人と海の生き物との戦いの歴史!みたいなニュアンスで

厳しい自然との対話みたいで殺伐としていた。

 

この家に住むのは人か?ヤドカリか??チュー

 

恐竜くんsd49 Utopia dungeon ~Command from Utopia~

  (田中圭介)

 

木造の柱から木を彫刻するアトリエ小屋の主人は

木の人形を造ったりと

ここで創作活動をしている

小豆島の木や人がモチーフになっている

 

一本一本、小豆島にある木を写して彫られている

 

恐竜くんsd46 ダイダラウルトラボウ (伊藤敏光+広島市立大学芸術学部有志)

 

神浦への坂道

山や河を造ってきた巨人が休憩する丘

「次は何をつくろうか・・・」そう考えているのかもしれない。

 

ダイダラさんの隣にある巨大石畳

作者さんが同じポーズで撮影できるように

後から設置したそうです。

 

確かにこの眺め!ロケーション、最高!

 

神浦地区で拡幅工事があって

取り払われた

石垣、流木や廃船の材料が使われている。

 

小豆島の道路もトイレも

瀬戸芸がはじまってから

さらに綺麗に整備されている。

お店や宿泊施設なども多くなった。

それは、小豆島だけに限られたことではない

島々が賑わっている。

人が出入りするということは

それだけ需要も増して

人の使う物も整備されるということなのだろう。

やがて島のカタチも少しずつ

まるで生き物のように変化していくのだと思う。

 

恐竜くんsd48 舟物語 (フリオ・ゴヤ)

 

使われなくなった舟が

陸地にあげられカラーリング、空飛ぶ鳥となった。

役目を終えた舟は今

人々の休憩場所として生まれ変わったのだ。

 

たくさんの写真

漁業に使う道具や流木も

オブジェとして飾られていた。

 

トイプードル 「これにて小豆島・瀬戸芸の旅、終了!」

 

 

 

 

15:50 鑑賞終了

 

 

17:00発のフェリーまで

あと1時間。

まだ余裕があると感じた私は

醤の里

マルキン醤油記念館で

「醤油ソフトクリーム」を食べようと提案したグリーンハーツ

 

トイプードル 「そんなのがあるんだ!ワクワク」

 

駐車場に着くと

看板に大きく記されていた文字は

「営業時間 9時から16時30分まで」

 

間に合わなかった。

醬油ソフトクリームが食べれなかった

残念!笑い泣き

 

トイプードル 「わたしのワクワク返せ!(笑)」

 

 

17:00 フェリー出港

 


ジャンボフェリーのなかで

ソフトクリームを食べる照れ

 

トイプードル 「今日も安全に旅を終えて良かった」

 

 

 

帰りのフェリーですることはひとつ

高松港に着くまで

 

 

寝ますzzz

 

 

 

到着のメロディが

船内から流れてきて、ゆっくり身体を起こす。

 

すっかり日が暮れた海上を眺めながら思う

現実に帰って来た

次はどこの島に行こうかな・・・

 

今日もお疲れ様でしたニヤリ