心臓音のArchive | 宇宙(そら)を見ながら「旅」するmomoの日記。 

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心臓音のArchive

それは

生きた証を保存する美術館。

 

 

 

 

 

トイプードル 「皆さん、こんにちはー!!!」 船アセアセ

 

 

船上から失礼します船

トイプードルもも2号です。

 

今日は、瀬戸内国政芸術祭でも出展されている

世界的なフランスのアーチスト、クリスチャン・ボルタンスキーさんが

2021年7月21日にお亡くなりになりました。

その追悼を込めて

豊島に向かっております!

 

香川県・高松からぐんぐん遠ざかっております

船船で約30~40分で到着。

 

ちなみに

高松港→家浦港(豊島)の航路は

こちらのHPで右差し注意豊島フェリー(※曜日、期間中によって変更あり)

 

 

でも今回は

豪華に、貸し切りクルージング!

船をチャーターして、船上タクシーで向かっております(笑)

 

だってフェリーの時間に間に合わなかったんだもん笑い泣き

寝坊しました笑い泣き

フェリー代も通常の10倍もかかってしまいました

悲しい笑い泣き

 

豊島をぐるーっとクルージングOK

 

予定外の出費をして

最初は悲観していたのだけど

今思えば、この光景を独り占めできたのは贅沢なのだと思う。虹

 

きっとボルタンスキーさんも

「豊島の風景と美術館を、外からしっかり眺めてみてよ」と

言ってるに違いない(笑)キョロキョロ

 

「心臓音のアーカイブ」という場所もしっかりと見れたカメラ

 

 

 

出先は挫いたものの

島に着けばこっちのものニヤリ

 

唐櫃港の看板もアート作品なのだ

 

タクシー船は、豊島・唐櫃港へ到着

瀬戸芸で何度もお世話になってる船員さんはわかってらっしゃるニヤリ

家浦港よりも、豊島美術館や今回の目的地・心臓音のアーカイブに

近い港なので断然有利!

 

さっそく、目的の場所へ・・・・と

島の住人らしき人に逢った。

その女性は

島の移動は自転車が良いとレンタサイクル屋さんを教えてくれた。

 

流石、島の人もわかってらっしゃる照れ

 

豊島の移動はシャトルバスか自転車がメインだ。

定期的に島のシャトルバスが約1時間おきに出ている

1回乗るごとに、どこにおりても一人200円財布

それ以外は徒歩か自転車自転車

坂道が多い豊島では、数に限りがあるけど電動自転車がとてもおススメ!

 

 

でも今回は遠慮した

すこし歩いて探索したい

行く場所も、すぐ近くだからニヤリ

 

住宅地の公園にある遊具もアートなのだ!

 

島のカタチのバスケットゴールバスケ

 

世間ではオリンピック開催中!

 

旅の安全祈願をかけて

シュート!

 

残念!

 

 

ほんと今日は

残念賞が続くなぁ笑い泣き

 

 

何人かの自転車とすれ違う

外国語が交わされたり

家族連れだったり

汗が噴き出る

外は炎天下、直射日光を少しでも避けたい。

 

暑い。

 

到着。

 

心臓音のアーカイブ - The Archives of Heart -

クリスチャン・ボルタンスキー(フランス)

 

世界中の心臓の音を記録する美術館

 

黒塗りの建物は海のすぐ近く

 

ここでは

世界中の心臓音を聴くことができ

自分の心臓音を録音し、保存することができます。

 

施設内は一見、研究所みたいな雰囲気

白い壁紙、シンプルな構造で

中央に、白衣を着た受付人が2人ほど座っており

入口から右手には録音室

左手には視聴室と作品部屋がある。

 

視聴室の窓

目の前に広がるのは母なる海。

 

生命の源とされている海を眺めながら

たくさんの人の心臓音と、添えられたメッセージを読むことができます。

どんな気持ちで

どんな目的でここに登録し保存したかも垣間見ることができます。

 

録音室、うまく録音できるかドキドキハート

 

こんな風に、CDとシリアルナンバーをくれますので

自宅で保管することもできます。

個々の施設では、オリジナルの商品も買うことができます。

 

すでに、約8万人近くの心臓音が登録されているとのこと。

 

美術館の奥では

その心臓音を使用した

インスタントレーション作品も展示されています。

 

注意心臓音の登録とインスタンレーション作品の鑑賞は有料

 

心臓音のアーカイブ

詳しい情報はこちら右差しinformation・ベネッセアートサイト

 

 

怖いという人

神秘的という人

感動したという人

わからなかったという人

 

「生と死」「存在と不在」「記憶」などをテーマに

アート作品を残してきたボルタンスキーさん

ここには

人に問いかける「なにか」があるのかもしれないおねがい

 

生きている証を記録する場所とも

心臓音と音楽というアート的な存在とも

人間固有の記憶の儚さとも書かれ

そういうアート作品を生み出した人もまた、ここで生きた証を残していた。

 

いっぱいある!爆  笑

 

「私の名前は忘れてくれてもかまわないけど、心臓音を登録しにきてくれるとうれしい」

そんなことを言ったらしいボルタンスキーさん

とても、明るくお茶目な人だったらしい。照れ

 

 

フランス・パリ

ユダヤ人である家系に彼が生まれたのは

戦争からパリが解放される直前のことでした。

語られる戦争の記憶と、ユダヤ人虐殺への恐怖は

幼少期の彼にとって大きな影響を与えました。

学校に行っても「奇妙な少年」だった彼は

両親から画材をプレゼントされたことで

「表現」を手にすることになります。

絵画、彫刻、空間を使ったアートまで・・・多彩な「表現」となって

今日まで多く人を惹きつけるアーチストとなりました。

 

そんな彼の作品が

こんな瀬戸内の小さな島に点在している。

 

 

そんな彼の心臓音を聴きながら

彼の冥福をお祈りしました。

 

 

 

 

 

本当は豊島にもうひとつ

彼の作品がある

 

「ささやきの森」だ。

 

これも素敵な作品だけど

・・・仲間の体調が良くないことが判明滝汗

熱中症になるといけないので

早々に断念。滝汗

 

 

そうこれは

勇気ある撤退!ニヤリ

 

 

アルピニストの野口健さんが言っていたように

命より大切な用事なんてないのだ

目の前の目標より命が優先!

生きていればまた見ることもできますよ

冥福を祈りつつ

自分が冥福だなんて

ボルタンスキーさんも流石に喜びませんよ、笑うかもだけど(笑)

 

 

それにしても

実は数年前にも来たんですよ豊島

「ささやきの森」も行ったんですよ

そしたら

蚊の大群に刺されまくりましてね笑い泣き

設置された蚊取り線香も役に立たないくらいの猛襲でして

撮影ところではなくて

早々に退散しましてね(笑)

 

運が無いですね笑い泣き

 

 

 

でもまあ

 

また逢いに来ますよ、その日までウインク

 

 

島のシャトルバスにも記憶(イラスト)がいっぱい。

 

 

 

 

ちなみに

友人の体調は回復しました。元気ですウインク