昨年発行された新一万円札の偽札が早くも使用され、摘発されたらしい。
ホログラムも透かしもない、自宅プリンターによる お粗末なただのカラーコピーだったそう
資本主義の象徴「お金(紙幣)」は、いつも市民の憧れ。
ただの紙切れとなる未来も近いのかもしれないけれど・・。
確定申告も終わり しばらくダラダラとのんびり映画なんぞを観ていたら、アマプラに岩井俊二監督の『スワロウテイル』を発見
観るのは3回目ぐらいだけど、随分と昔に観たので だいぶ認識(記憶)が違っていたな。
光石さんも出てたんだなぁ。
トラックのお札が風で飛んでいくのがラストだと思っていたら全然違って
最後はフェイホン(三上博史)が死んだため お札を燃やすんだった(映画の冒頭(アゲハ(伊藤歩)の母親が死んで霊安室で知り合いのおばさん達が紙を燃やすシーン)とリンクする)。
まだ幼さの残る伊藤歩の演技が素晴らしい
そもそも偽札作りじゃなく(まぁ偽札作りなんだけど)、盗んだカセットテープ内の磁気データを元に偽札を作って それを子ども達に両替機で両替させて本物のお札を大量に手に入れるって話だった。
それには日本のヤクザやチャイニーズマフィアが関わっており、そこにセックス(娼婦)&ドラッグ(覚せい剤・アヘン)&ロックンロール(グリコ(CHARA)の歌)がストーリーに色を添えるって感じかな。
映画「スワロウテイル」予告編
移民問題も大事なテーマのひとつ。
だから日本語・中国語・英語が混ざった言語が飛び交う作品となっている。
円の価値が高かった時代、架空都市である円都(イェンタウン)には一攫千金を狙って多くの海外労働者が出稼ぎに来ていた(違法労働者は円盗(イェンタウン)と呼ばれていた)。
リアル世界の現在では円の価値は無いに等しいから海外から来てもバブル期とは違って稼げないんだよね。
それを外国人は知っているんだろうか?(結論、もう来ないで欲しい)
それにしても出演者が皆かっこいい。
三上博史、渡部篤郎、江口洋介、山口智子、大塚寧々、もちろんCHARAも(おまけの浅野忠信も)ね。
役柄もだしルックスもね。
ルッキズム云々 最近言われるけど、やっぱり かっこいいものは かっこいいし、素直に美しい人を見たいもんね。
ドラマ『SHOGUN』で真田広之が海外勢から持て囃されていたけれど、三上博史も外国の人にはウケるんじゃないかと思うんだけどなぁ、顔の系統から言ってね。
まぁ三上博史、最近あんまり見ないけど。
Yen Town Band
内容が薄っぺらだとか雰囲気映画とか言われることもあるけど、岩井俊二も小林武史もCHARAも大好きな私には やっぱり大好物の作品でした
また忘れた頃に観るんだろうな。