映画『砕け散るところを見せてあげる』 | From Rabbit House

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また映画ネタですが・・前回同様アマプラで見放題終了 間際のものからタイトルだけで選んだ『砕け散るところを見せてあげる』を。

 

まぁ普通にこのタイトルだったら「精神的、或いは肉体的に(主に精神が)砕け散るんだろうな」と思っていましたが、今作はその両方でした。

 

〈主な登場人物(以下、敬称略)

濱田清澄=中川大志

蔵本玻璃=石井杏奈

玻璃の=堤真一

清澄の母=矢田亜希子

 

清澄の息子・真っ赤な嵐=北村匠海

玻璃の後の姿(真っ赤な嵐の母)=原田知世

 

公式サイトから画像をスクショしています

 

 

で早速ネタバレですが、この「砕け散る」の主語は何か?と言えば玻璃の父親の肉体と、玻璃の精神

 

まぁ精神は徐々に(序盤から)壊れかけていたのですが。

 

 

前半の学校での虐めも見るのが なかなかきつかったのですが、それは先輩である清澄によって多少 救われる。

 

それ以上に後半のからの虐待(直接のシーンは無く、顔をボコボコに殴られた傷跡のみ)、更に殺害シーン。

 

もう堤真一 怖いよ。怖すぎるよ 滝汗

 

暴力をふるったり人をしたりするハードルの低い人っているんだなぁ。

 

まるで虫けらを踏み潰すかのごとく。

 

 

今まで殺害シーンを多数見てきたけれど、なんか一番「あっ・・ヤバイ・・(自分が)殺される」感が強かったです。

 

臨場感というか、完全に登場人物目線になってしまった。

 

暴力父が大声で怒鳴ったりせず普通の顔(というか冷徹・冷酷なんだけど)をしているだけに余計に怖い。

 

よくあれで二人とも(特に清澄は)生きてたなって思うほどだったな。

 

 

映画『砕け散るところを見せてあげる』

新予告編

 

 

ストーリーというか演出というか無理やり感が否めない部分も多いのです、この映画。

 

原作小説 未読なのですが原作では、その辺はうまいこと書いてあるのかなぁ??

 

 

清澄がなぜ玻璃を好きになったのか?

 

きっかけは自分と似ている(主人公も虐めではないけど、かつては孤立していた)から ほっとけなかったんだろうけど、

 

顔をよく見てみれば可愛かったから・・らしい(最初そんなに可愛くもないんだけど(←高校生役だからスッピンだしね)好みの問題かな)

 

 

②おしるこのシーンで玻璃が急にテンション高くなって喋り出すのも、ちょっと違和感

 

人に対しての不信感があの短時間で払拭されるものなのか?

 

 

清澄の母親も玻璃の父親(車をバックで突進させてくるようなヤバイ奴相手)に面と向かって探りすぎだろうよ。

 

 

玻璃清澄の家に来た時点で、さっさと警察に電話するなり警察署に飛び込めよ!

 

殴られた玻璃の顔を見せたら、とりあえず保護されるだろうよ「逃げて!」じゃねーよ(それなら後にゴルフクラブ持った父親が清澄の背後に現れた瞬間「逃げて!」って叫べよ)

 

まぁそれじゃあ後々のストーリーに繋がらない(話が終わっちゃう)から仕方ないのかもだけどね。

 

 

玻璃の手首の痣は父親を池から引っ張り出すためについたもの・・っていうのは清澄へというより観ている視聴者への伏線⇒回収なんだろうけど

 

池に沈んだスーツケースをなぜ友人(井之脇海)にゴムボートを借りてまで引き上げようとする??

 

実はここで祖母だけでなく母親も殺されて沈められていたことが判明するんだけど、本当にそのアンサー(登場人物&視聴者に恐怖心を抱かせる。父親の異常性を際立たせる)のためだけなんだけど

 

清澄らはスーツケースを引き上げて どうするつもりだったの??動機が不明。

 

 

てな感じで映画の出来としては あまり良くはないんだけど、久々にヒリヒリして怖くて良かったです。

 

せっかく助かった命なのに結局はヒーローが行き過ぎて他人を助けて死んじゃうんだもんなぁ。

 

正義感が強すぎると色んな事件に巻き込まれるから ほどほどにしろ!」って教訓なのかな?

 

 

※ネタバレ注意!?※

映画『砕け散るところを見せてあげる』

主題歌特別映像

 

 

北村匠海くんは最初と最後だけの ほんのちょっとの出番なので、それ目当てでは観ない方が良いんじゃないかな?と思った次第。

 

てか「真っ赤な嵐」って何!?

 

井之脇海くん昨日(この↑映画で)観たと思ったら今朝も「あさイチ」に出て料理してたw(私は大河『べらぼう』観てないんだよねぇ)

 

清原果耶ちゃん(玻璃と同級生。彼女も玻璃を救おうとする)可愛かった。そういや、この作品じゃ接点なかったけど堤真一とは映画『望み』親子役やってたね(『望み』は3回ほど観た)

 

映画.comから画像をスクショしています

(以下同じ)

 

 

ボクシング  ダンベル  ボクシング

 

 

あと、ついでに『BLUE/ブルー』って作品も松ケンが出ていたから観たんだけど、ごく普通のボクシング映画でした(ブルーって青コーナー(チャンピオンは赤、挑戦者は青)から来てるんだね)

 

一応 松ケンが主役なんだけど、むしろ東出昌大がメインっぽかったかな。

 

 

内容 全然関係ないけど『川っぺりムコリッタ』に引き続きガリガリに痩せた松ケンを見ました気づき

 

そんでもって、どっちものシーンがあったな。

 

(『ムコリッタ』は胸毛があったけど、『BLUE』では剃ってた。だから『ムコリッタ』で私は初めて「松ケン胸毛があるんだ!目」ってちょっと意外に思ったよw でも、この『BLUE』はヒゲも結構 濃かったから元々毛深いのかな)