映画『Dr.コトー診療所』 | From Rabbit House

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昨日TVでDr.コトーの映画が放映されていました。

 

公開当時、賛否両論あって・・というより割と酷評が多かったように思うので心配ではあったけれど、とりあえず自分で観てから決めなきゃと思い視聴。

 

私はTVシリーズが大好きで観るたびに号泣していたんだけれど、今回1mmも涙が出なかったことで お察しだと思う。

 

脚本が変わった(別作品になった)のか?と疑ったほど。

 

 

時間配分がおかしい

 

前半はコトー先生と島民らの緩やかで穏やかな日常が描かれるが異様に長過ぎ

 

後半は怒涛の事件・事故・ハプニング連発

 

 

タケヒロ役の富岡涼くんが芸能界を引退したけど この作品だけ復帰したこともあってか、もったいぶって顔出しまで引っ張りすぎ

 

 

タケトシ(時任三郎氏)キャラ変

 

コトー先生が倒れたのに周りの誰も起こさず(もちろん下手に動かさない方が良い場合があるにしろ)「俺は(リハビリして漁師に復帰することを)諦めない!!」と叫ぶだけなの変じゃない?

 

 

④島民全員が自分勝手イライラする。

 

コトー先生の自己犠牲(島民の甘え)を表現するため、異様に全員が身勝手。

 

・シゲさん(泉谷しげる氏)自分で(他の誰かでも)足の包帯ぐらい巻けるんじゃないの?わざわざコトー先生がやること?

 

・タケヒロ、大学(医学部)辞めたからって心臓マッサージぐらいできるんじゃないの?(だいぶ時間が経って、最終的には行ってノブ爺助けたけども。そもそもノブ爺は末期がん患者で緩和ケア状態だから、延命する必要あったの??)

 

・ナミのお祖母ちゃん、薬を飲まなかったり、避難所に居たくないからって勝手に自宅に帰るの、もう なんなん?!

 

 

夫と二人してイライラしていました ムカムカ

 

まぁ何もないとドラマにならないわけだけど、やり過ぎ。

 

⑤コトー先生も白血病になったんなら、後々のことも考えて(奥さん・子ども・島民が大事なら、なおさらのこと)早く治療しろよ!!

 

患者のトリアージもせず「全員助ける」とか言って、鼻血出しながら(半分意識失いながら)手術って無理だろうよ。

 

 

最初は新メンバーで高橋海人くんが出るってことで「ちょっと大丈夫なの?」って感じもあったけど、演技も上手かったし

 

役のハント先生だけ唯一まともな人間だったな。

 

 

結局 僻地医療の現実・限界⇒スーパードクターの自己犠牲がないと成り立たないと言うよりも、

 

田舎にいるとに染まってしまって、正常じゃなくなるってことが言いたかったのかな?田舎のマイナスキャンペーンかな?・・としか思わなかったわ。

 

景色が素晴らしいだけに、なんとも残念な感じでした。