アマプラで『仮面ライダーBLACK SUN』を観ました。
「仮面ライダー生誕50周年記念」のドラマらしく西島秀俊&中村倫也がW主演ってことで俳優陣も豪華でした
画像はAmazonのサイトからスクショしています(以下同じ)
私は元々仮面ライダーをほとんど観たことがないので面白かったのですが、酷評のコメントが多かったですね
大人向けってことで、政治色が強かったのが原因なのかな?
人間と怪人が共存する世界で、でも対立構造で(対立というより、主に人間が怪人を差別し迫害している)
それに対して「人間も怪人も平等だ」「(怪人=弱者は)もっと怒れ」というテーマでした。
これは差別に関してというていをとっているけれど、やりたい放題な世の中(=政権)に対して
されるがままじゃなく「(弱者である国民は)もっと怒れ」ということなんだろうな。
キャラ設定もストーリー設定も一貫性がなく所々「??」となる部分もあったけれども
最後、創世王を殺そうとして殺し方を知らずに創世王になっちゃうブラックさん面白いw (BLACK SUNなんだけど、時々「ブラックさん」って呼んでいるように聞こえる)
個人的にはクジラさんとコウモリとノミさんトリオ(全員怪人)が好きです
私がもし怪人になるとしたらツバメかトンボかな?
空を飛べるものがいいな(朝ドラに感化されてんのかな?)。
ライダーは通常は人間から怪人Ver.になって、更に変身してライダーになるんだけれど(ライダーに変身するのは中盤5話目から)
西島&中村両氏の変身シーンは ちょっと笑っちゃうけど、全力でやっていて かっこよかったです(西島さんは若干恥じらいを捨てきれてない感じw)。
そして昆虫(バッタ)らしく両手両足に加えて背中側に足が2本あって
それを「んんー!!」と痛がりながら もぎ取って、それが剣になる場面を見て
「苦痛を伴わないと武器は持てない&生涯で2回しか使えないの?」と驚きというか新たな発見がありました
(背中の足は2本しかないのに、一度もぎ取ったら再生しないっぽい。最初にもぎ取ったのがビルゲニア(三浦貴大)との対戦で、次の回のバロム(中村梅雀)戦の時には背中に足が1本しか残ってなくて未使用、最終回シャドームーン(中村倫也)との決戦で最後の1本を使ったので。ここぞ!という時にしか使えないんだなぁ・・と)
アクションシーンや特撮シーンは最近のものにしては意外とショボかったな。
「俳優のギャラに製作費の多くが割かれたせいかな?」とか余計なことを考えてしまいました。
3日かけて観て色々と疲れたので、もっと軽いファンタジーな作品を観ようと
『魔女の宅急便』の実写版(主演:小芝風花)を観たのですが、なんとこちらも「魔女」に対しての
謂れなき差別・迫害が描かれていて、こんなはずじゃ・・って感じ
楽しい気分に浸りたかったのに、ひたすら島民の嫌な部分ばかりがフィーチャーされていて現実に引き戻され、気分が萎えました。
動物園の飼育員やトンボ兄弟も嫌な子たちだし(終盤、キキと仲良くなったけど)
呪いの手紙の子(『あな番』のシンイーちゃんだよね)もなんだかなぁ。
結局『仮面ライダー』も『魔女宅』も非人間に対して、相手のことがよく分からない(自分と違う)から怖いんだよね。
未知のものに対しての恐れというか。
それは本能的なもの(自己防衛)なので仕方がないのかもしれないけれど、もやもやしたのは
キキに対して誰も「ごめん、悪かった」と謝らなかった(そのシーンが描かれてなかった)からなのかも?
それから『魔女宅』はジブリアニメが原作(オリジナル作品)って思っている人が多いけど(ある意味、原作無視のオリジナル作品だけど)
元々原作があって(ジブリ作品は原作とあまりにかけ離れているため、原作者自身が異を唱えたそう)
この実写版映画は原作に近いらしいんだけれど(ナレーションも原作者が行っている)
それを知らない視聴者がアニメの実写化と勘違いして「アニメと全然違う」と、これまた酷評しているのを見るにつけイライラが止まらず・・。
このタイミングで観るんじゃなかったな。
小芝風花ちゃんはキキっぽくて初々しくて可愛かったです
あとカバもw