さて、『海の中道』を足早に駆け抜けたのには訳があって・・・その足で『バンクシー展』に行ってきました
コロナ禍で全然出かけていなかったので「なんだか懐かしいな」と街の空気を肌で感じながら会場に着くと、めっちゃ長蛇の列
人を写していないので混雑っぷりが全く分からないかとは思いますが、それはそれはもう本当にヤバかったです
30分ぐらい待たされて、会場に入ったら『超密』でした。
検温と消毒はあったものの「ソーシャルディスタンスどこ行った?」って感じで
「クラスターとか発生しちゃうんじゃないの?」とちょっとビクビクもの。
待機スペースに座らされ、世界各国で描かれた壁画がムービーで紹介されました。
絵はCG加工され動いたりも。
平和の象徴である鳩(防弾ベストを
着ている)が、スコープで狙われている
いわゆる風刺画ってやつです。
作品は撮影OK(本物ではなくコピーだからね)
↑バンクシー?
アトリエを再現?
時計の針がグルグル回っています。
まぁ分かりやすく「時間に追われ、あくせく働く現代人」ってとこかな?
※会場には「音声ガイド」もありましたが私は聞いていません。
芸術作品は(絵も音楽も小説も)作者の手を離れた瞬間に受け手側のものになるから
それを観て、聴いて、読んで、どう感じるかは受け手側の自由だと私は思っているので。
だから ここで書いている感想等は、本当は作者の意図とは全く違うのかもしれないけれど。
気になる方は調べてみてください※
(無許可)壁画って最後はやっぱり上から塗りつぶされる運命なんですよねぇ。
それでも壁に絵を描くって、どういう心情なんだろう?
(「絵を残したい」って気持ちと「消されてもいいから絵を描きたい(人の目に触れさせたい)」って、どちらの気持ちも解るんだけれども)
昼間は子ども連れも多いかなと思って、その時間帯を避けたつもりでしたが、やはり小さな子もいたり(正直、観ても解んないだろ)
夫は「子どもには刺激が強いっちゃないと?」なんて言っていたけれども。
投げる物は石だったり火炎瓶だったりせず、花束であって欲しいですよね(お花投げちゃダメだけどw)。
いたるところにネズミが
風船を放してしまったのか
捕まえようとしているのか
で、意味合いが変わってくる
これが恐らく一番有名な作品かな。
オークション会場で落札された後に、シュレッダーで切り刻まれた絵。
ニュースで目にされた方も多いのでは?
作品を高額で売買する資本主義者(金満家)に対するアンチテーゼ(趣味の悪いw仕掛け)ですよね。
でも、切り刻まれたことによって更に作品に付加価値がついたっていう皮肉が、また面白い。
会場が狭い上に人が多いし、全然進まないし、とどめは上り階段(3Fまである)で足腰が完全に死にました
やっぱり「海の中道」とは別日に来るべきだったな・・と後悔。
もうちょっと ゆっくり、じっくり観たかったなぁ。
やっとこさ出口へ。
途中、展示スペースとは別にフォトスポット会場みたいな所もあったのですが、残念ながら寄る気力もなく
グッズ売り場
博多ポートタワー
一日中歩きっぱなしだったので さすがに1万歩を超えていましたが
あんだけ歩いて たった300kcal弱の消費カロリーだなんて、逆に そっちにビックリだわ