先日、映画『全員切腹』のことを書いていて、「なんか既視感があるなぁ」・・と思っていましたが
随分と前に『全員死刑』という映画を観ていて ほぼ同じタイトルですけど、これが実話に基づいた映画でして・・・もう胸糞。
地元福岡で起きた殺人事件で、調べるも「そんな事件あったかな?」って感じで(事件当時、私は福岡から離れていたからかと)
もう福岡、殺人事件が多すぎて よく覚えてないよ~という・・・
2004年の「大牟田4人殺害事件」がベースになっているらしく、簡単にあらすじを言えば
ヤクザの組長一家が金のために近所の資産家一家を殺害した。
これじゃあ印象に残らないはずですよね。
ヤクザって、よく人殺すし。
(ヤクザあるある。ただ一般人には、あまり手は出さないイメージだけど。ただ、その資産家っていうのも「違法金貸し」だから堅気の人間ってわけでもないかもだけど)
※以下、物騒なので「殺」はで表します。
あらすじ一文で終わったけれど、ほんと こんなに簡単に単純に人ってせるもんなんだなって。
最近は一般人でも すぐにしちゃうし(空き巣に入って「顔見られた」から
したとか)。
怖い世の中になったもんだな。
主演は間宮祥太朗、その兄役は毎熊克哉、父親(組長)役は六平直政、母親役は入絵加奈子。
いきあたりばったりの無計画人。
正直、被害者の息子らされ損じゃん(金を奪うのに家にいて邪魔だから
すとか)。
実際どんな奴なんだろうと写真を見たら
映画、美化しすぎだろっ
間宮祥太朗も、よくこのオファー受けたなって驚きました。
笑いながら平気ですんだもんなぁ。
美形だから、余計に怖い。
小山田圭吾の「障がい者虐待」で思ったのが
自分は手をくださず(実行しているものも あるみたいだけど)指示するって、まるで「北九州 監禁人事件」の松永太みたいだなって。
笑いながら それ(虐待)を見ている、数年後それを笑いながら話す。
どんな倫理観だよ。
こういう人間(良心の欠如)をサイコパスって言うんだろうな。
「愛犬家 人事件」を基にした『冷たい熱帯魚』も十年ほど前に観たけれど同じ種類の人間(でんでん怖かった)。
いや、人間なんて呼びたくないな。
人の皮を被った悪魔だ。
こんな悪魔が普通に、日常に紛れていることが恐ろしい。
見た目ですぐ「悪魔」って判ればいいのに(意外と、そういう奴に限って人当たりが良かったりするから困りもの)。