いや~、泣いた泣いた。
ボロボロ泣いた。
『RIVER』並みに泣いた(←全然関係ない)
特に最新刊の16巻。
「27歳が終わるまでに伝説を作らないと死んでしまう」
(その代わりに27歳で死んだ伝説のミュージシャンが憑依して、超絶的な音楽的才能を与えられる)
という悪魔との取引を(なぜか)している高校教師の本田紫織(27歳)。
彼女には、あのジミヘンが憑いている。
伝説を作るため軽音部(バンド『シオリ・エクスペリエンス』=『シオエク』)を結成し、コンテストBTLに応募し1次予選を突破。
今大ブレイクしている『タピオカズ』の全国ツアーのO.A.を『ブラバス』と務め
更なる成長と飛躍を遂げた。
しかし、カート・コバーン&ジャニス・ジョプリンチームに
ブライアン・ジョーンズ&ジム・モリソンチームが加わって
4人の最強バンドとなった『The 27 Club』
一度は断ったカートからジミへの誘い
「一緒にバンドをやらないか?」
今度は4人からの誘いだ。
ジミの新曲を演奏(体験=エクスペリエンス)した紫織は、もう断れない。
コンテストBTLの2次予選前に、紫織は大きな決断をする。
以下ネタバレ
「『シオエク』を脱退して『The 27 Club』へ加入するためアメリカへ行く」と。
そしてBTL2次予選が『シオエク』のラストライヴとなった・・・。
いやー、もう ほんと泣いた。
やっぱり、そうなっちゃうわけね。
シオエクメンバーに顛末を話す紫織。
なんとか阻止したいメンバー。
最後に止めたイッスーのこのシーンで
涙が溢れました。
なぜなら第1巻の
このシーンとリンクしているから。
ここからシオエク(バンド)が始まったから。
コンテスト2次予選の演奏中、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡り
紫織が泣いて それがメンバー全員に波及して
私も涙腺が崩壊し号泣
今、これを書いているだけで泣いてしまうほど。
出会いには別れがつきものだけど、これは辛すぎるよ・・。
メンバーに『シオエク』脱退の経緯を話し、別れる時とても冷淡だった紫織(←それはジミが憑依しての行為だったと後に忍がメンバーに説明)。
ちゃんと別れられるように冷たく突き放したんだけれども、
結局もし『シオエク』で伝説を作れなかった=紫織が死んでしまった・・となれば
「『シオエク』メンバーは一生、自分たちを責め続けてしまう」
という生徒を想う先生としての優しさからだったんだねぇ。
紫織自身は「生き切って死ぬなら」シオエクで頑張って(たとえ伝説が作れなくて)「死んでもいい」とさえ思っている(最初のカートの誘いを断った時、そう言った)。
結局は「自分が死にたくない」ということではなく、“メンバーのこの先の人生”を案じての決意だったのです。
16巻、最後にすばる先生が軽音部部室にやってきたみたいだったけれど、めちゃめちゃ怒ってるだろうなぁ。
「大事な愛弟子(吹奏楽部の絶対的エース光岡)を引き抜いて軽音部へ入れたくせに、
自分は とっとと辞めて(仕事も辞めて)アメリカ行きかいっ!」って、めちゃめちゃ怒ってそうだなぁ(怖い)。
連載は続いているので、そのへんはもう描かれているけれど私は読んでないので知らない。
どうなっているのかな?
紫織とシオエクメンバーの今後の行方は?
なんやかんや言っても、最後はやっぱり『シオエク』で伝説を作ってくれると信じています
今後も目が離せません