落語心中 追記 | From Rabbit House

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昨日『昭和元禄落語心中』について書き連ねましたが、勘違いをしていたので訂正します。

 

 

小夏の子どもについて、私はその父親が親分だと思ったから女将さんに迷惑をかけている旨を書きましたが

 

(みよ吉は店の金を持ち逃げするし、その娘は男寝取るし、とんでもないなと。いや、むしろ女将さん、どんだけ寛大なんだとw)

 

先ほど考察ブログ等を少し見てみると、相手は八雲(ほぼ確定)だとか。

 

 

確かに大人になった小夏の息子(信之助)は喋り方といい、その風貌といい八雲に瓜二つでしたが。

 

 

最終回で小夏と作家(樋口)先生がそれについて言及しているシーンがあって、私は「まさか!そんなはずは!」と、そこで目をつむり耳を塞いでしまったのです。

 

自分の中で受け入れられなくて、綺麗な物語として否定したかったのです。

 

 

小夏が八雲に抱きついて甘えているシーンも多少違和感があったのですが、男女のそれではなく親子(養父・養女)としての情だと良い方に受け止めました。

 

いくら何でも自分の親を殺したと思っている小夏が、その仇である八雲に恋愛感情なんて抱くわけがない。

 

恋愛感情がないどころか憎んでいる相手に抱かれるはずがないと。

 

 

それが助六・八雲の名跡や血を絶やさぬようにする手段として・・というのも解るような解らないような。

 

(まだ納得してない。それなら十余年一緒に暮らして、本当は自分の思い違いで八雲は親を殺してないと思うようになってからの(自分を育ててくれたことに対しての)感謝→恋愛の方がまだ納得がいくような)

 

『伝統芸能の継承』というのが最大のテーマなのかな。

 

 

まだまだ私は人生の修行が足りませんね。

 

改めてもう一度、いや二度三度 観返したいと思います。

そうすると、また色んな発見があるんだろうな。