平尾台には3つ、観光用の鍾乳洞があります。
一番有名で人気があるのが、グーグルのCMでも紹介されていた『千仏鍾乳洞』
ここは水の中をジャブジャブ歩いて渡るので、より一層 洞窟探検気分が味わえます。
私も夫と結婚前(約12年前)に行きました。
楽しかったなぁ。
で、残りの2つに行こうと思い調べると、1つは『牡鹿鍾乳洞』という珍しい垂直型の鍾乳洞、
もう1つは『目白鍾乳洞』という どちらかというと観光としての見所はあまりなく
ケービング(観光化されてない未開の鍾乳洞を懐中電灯など持ってヘルメットかぶって探検するアウトドアスポーツ)が盛んな鍾乳洞。
階段の上り下りがきつい『牡鹿洞』にするか、見所少なく不定休の『目白洞』にするか。
『牡鹿洞』はもっと筋力をつけて次回訪れることにして『目白洞』へ行くことに。
・・・結果、間違えて『牡鹿洞』へ行ってしまいましたw
道に迷ったとかじゃなくて私が書いたメモ紙(アナログーw)には両方の住所があって、誤ってナビに牡鹿洞の方を入力しちゃったというわけです。
てへ(可愛くない!)
もちろん そこから『目白洞』へも行けますが、夫に訊くと「どっちでも良いよ」と言うので せっかく来たし覚悟を決めて入ってみることに。
なんせ初詣の宮地嶽神社の階段を上るだけで息が切れる私ですから、どうなることやら
(※普通の方は全然問題なく大丈夫だと思います。私が運動不足なだけ)
休憩所があって2匹ネコちゃんがいました(看板ネコなんだろうか、人慣れしてる感じはしたけど痩せっぽっちだったな)。
受付で料金(大人1名500円)を払い、いざ洞窟へ。
もう いきなり下り坂だし、なんか怖い(すでに来たことを後悔)。
夫「ジュラシックパークみたいや」
途中、洞窟から出てきた女子とすれ違ったので「しんどかったですか?」と訊くと
「帰りの上りが(きつい)・・中すごく寒いです!!」と笑顔で返してくれました。
ひゃー、寒いのかー。
緑の小道を3分ほど歩くと入口に到着。
地底に30m下ります。
ここで結構 恐怖感が。
もう下からの冷気がすごいし、とにかく真っ暗!!
暗闇の中、階段を下りていきます。
あ、見やすいように全ての画像は明るめに加工していますので、この10倍は暗いと思ってください。
ギャー。
私、極度の高所恐怖症なんですよ。
泣いた。
まぁ数年前にリニューアルしたということで鉄階段も新しくなっているようなので、その辺の恐怖心は少なかったけれど(これで階段の手すりがポロボロだったりした日にゃ)。
しかし暗くて見えなくて「これ中、電気ついとうと(=ついてるの)?懐中電灯とか いるんやないと(=いるんじゃないの)?!」と若干パニック
「それやったら受付の人が言うやろうし、さっきの子ら何も持ってなかったやん」と夫。
確かに。
でも怖すぎる。
以下、スライドショーをお楽しみください。
まず鉄階段を下りたら、正面に上り階段があり
『獣骨殿』という場所が現れます。
カワウソや牡鹿などの骨が発見されたそう(鍾乳洞の名前の由来なんだろうけれど、牡鹿の骨が発見されなかったら『カワウソ鍾乳洞』になっていたんだろうか)。
この左右に見所があります。
スライドショーの中の『タコに見える鍾乳石』や『石柱』など。
そして元にもどって進路方向を向くと
『広庭』という広い空間があります。
画像右側の壁はカメラのフラッシュで明るいのですが、実際は左側(フラッシュの届いてない奥)の暗さです。
スライドショーにある『通天洞』は地上と繋がっていると書かれていましたが、外の明かりは全く見えず。
とにかく暗いのと地面が濡れてツルツル滑るのとで、階段を下りるのに めちゃめちゃ時間がかかりました。
夫も私も何度かズルッてなりました。
間違ってもサンダル履きなんかで行かないでね。
途中、数家族とすれ違いました。
赤ちゃんを抱っこしているママさんもいたりして、なんて過酷なトレーニングなんだと思ってしまいました(こういう所だと知ってて来たんだろうか?)。
そうこうするうちにポチャポチャ・・・と水の流れる音が聞こえてきました。
↑判りづらいけれど水が流れています。
ここで道が左右二又に分かれます。
どちらも100mほど。
右へ行くと奥に源泉があります。
その途中に『羊岩』や『象の足』、『鯉の滝上り』などと名付けられた鍾乳石があります。
左に進むと高さのある石段があり(手すりがあるので大丈夫だけれど)、これを下りると水のたまっている泉が。
ここが一応 ゴール
さあ来た道を戻りますよー。
帰りの上りがしんどいかと思いきや、意外と上り階段の方が足元が滑る等あまり考えなくて良い分、楽でした。
その証拠に今日 筋肉痛になっていますが、ふくらはぎは大丈夫ですが前ももが痛い・・。
地上が見えてきた。
と同時に暑さが襲ってきました。
鍾乳洞の中は確かに肌寒いのですが、階段の上り下りで運動するので体が温まって気持ちいいくらいでした。
休憩所でホッと一休み。
『牡鹿』だからか鹿のはく製が。
夫が「羊がおる」と言うので見てみると
ヤーギー!!(夫は、こういうことが しばしば)
お散歩中かな。
とりあえず無事生還できて良かったです。
でも富士山に登るんなら、この20倍くらい鍛えなきゃな。
筋トレ(スクワット・階段昇降)頑張らないと