ちょっと気になることがあったので2つめを書いてみる。

 

 

気になるのは「上級国民」と言うワードで、騒動が炎上したキッカケになったのがこれだった。

 

最初に報道したのはポストセブンだったと思う。その記事を見て、なんでこんな嘘を堂々と書いてるんだ!?と驚きましたもの。しかしその影響力は凄まじく、様々な悪罵が教授に投げつけられていました。

 

ある人曰く、「上級国民に市が忖度した」

別の人曰く、「大学教授は上級国民です」

さらに曰く、「一人の苦情で廃止なのは上級国民だから」

 

他にもいっぱいあるけど、あまりに汚い言葉なので思い出すのも嫌だから書かない。

 

 

 

結論から書く。

 

教授が上級国民というのは完全に嘘です。まったく根拠の無い誹謗中傷です。

 

 

刺激の強い言葉に流されがちなのが大衆ではあるけど、さすがにこれは酷すぎやしないかね。

 

 

何故嘘と分かるのか、明らかになっている情報から拾っていくと

 

・教授は18年間ずっと騒音被害を訴え続けている

 →上級国民だったらとっくに決着ついてなきゃおかしい

 

・公園廃止の決定は教授の退職後

 →なんで現役で力のある時じゃなくて退職後なんだ

 

この2つだけでも十分過ぎるほどに嘘の証明になると思うんだけども、更に決定的なのは

 

市役所の教授への対応悪すぎぃ!!!

 

 

 

これは市役所と教授の協議の議事概要をネットで拾ってきたんですが、市役所の対応がゾンザイってレベルじゃねぇ。

 

「あんたと話し合うつもりは無い。今日は決定事項だけ伝えに来たんだよ」と言ってるわけで、どこからどう見ても上級国民への対応ではない。

 

 

 

 

 

基本的なところで教授と行政の関係性を勘違いしてる方が多い印象を受けたのですが、仮に忖度があるとしたら、その矢印は「教授→行政」の方が普通なんですね。教授が行政に忖度することはあっても、逆はなかなか考えにくい。予算握ってるのは常に行政側ですから。

 

 

例えば、政府の〇〇審議会ってあるでしょ。あれに教授や専門家の人が名前を連ねますけど、あの人選は行政側が握ってるんですよ。

 

そんで、賛成意見の人間だけ集めたんじゃ後で何か言われそうだからという理由で、申し訳程度に反対意見の人も呼ぶ。アリバイづくりみたいなもんです。

 

あまり反抗姿勢の強い人は最初から候補に入らないけど。

 

 

だから、政治行政の世界で影響力を持ちたいとか考える教授が阿ることはあるんだけど(御用学者が分かりやすい)、教授に影響力があるからって理由で行政が阿ることは無いんですよ。そんな必要ないもの。

 

 

だから、重ねて言いますけども、名誉教授が上級国民ってのは完全に嘘ですから、みなさん騙されないで欲しいな。