前回ゾンビウイルス説+軍事活動(爆撃)説は破綻しないといったがあれはナシだ。

 

 

 

 冷静に考えてみると、パンデミックが起こってからの爆撃では誤射と主張しようにも、ウイルス殲滅目的の爆撃だと広く知られてしまう。パンデミック&爆撃などという凄まじい出来事があれば、巡ヶ丘の人間が覚えていない方がおかしい。人口半減ということは、半数は男土~巡ヶ丘の変遷を見ているわけで。

 

 ところが、トロンや大学で誰一人触れていない。そんな事実は無いからだ。アホすぎた、オレ。

 

 

 初期の感染拡大に対する爆撃だとすると、今度は別の疑問が出てしまう。初期の段階では、爆撃してまでウイルスを殲滅する必要があると判断できるわけがない。

 

  「玖那の毒の危険性を知っていなければ、爆撃という選択肢は出てこない」のだ。"危険性を知っている"には、1968年より前にウイルスを研究している必要がある。

 

 

 というわけで、爆撃ってのはひとまずナシの方向だ。「天より降るは血の涙」ってのが、また分からなくなってしまったけど…

 

 龍征の伝承から考えても、この一節が浮いてることに間違いはないと思ってるんだけど、どうにも上手く繋がらない。もしかすると、ワタシが伝承の何かを読み違えてるのかもしれない。

 

 

 一つだけ抜け道が無いわけではないのだけど、作中に何も描かれてない要素を真ん中に据えないと成り立たないので、今のところ保留。

 

 その要素ってのは、「玖那の毒は旧軍が開発していた」というもの。この設定があれば爆撃の件も線で繋げられるのだけど、無いんだから仕方がない。

 

 

 

 頭こんがらがってきたので、今考えてることを箇条書きにしてみる

 

 

・当局とランダルはいつ玖那の毒の実在を知ったのか?

 

 

・1968年に知ったと思うが、その場合だと1968年感染時の対応が分からない

 →旧軍が開発していたなら防衛省に引き継がれていた可能性を挙げられるし、爆撃を選択したことにも繋がる。だけど旧軍の存在なんて欠片も出ておらず憶測でしかない。この一点が突破できないので、前回の説が間違っていると結論。

 

 

・1968年に感染拡大は起きていない?

 →感染を食い止められないから。現在の技術でも無理なのに半世紀前なんてとてもとても。

 

 

・そうなると「血の涙」がまた謎に戻る

 →元の木阿弥。男土の夜の原因は謎のまま何も進んでいない。これはヒドイ

 

 

・1970年に都市計画を策定したのは早すぎる?

 →痛ましい事件があってすぐに計画策定に入っているように思えるけど、仮に感染があったなら調査・浄化を終えるまで土地の利用自体が禁じられるはず

  →この時点でランダルと当局がグルだったか、感染が起きたという見立てそのものが間違っているか。グルだった場合、1968年に当局とランダルが意図的に感染を広めたというみんな大好き陰謀説まで色々ヤバイ。

 

 

 こういう時は、自分の認識が元の方から間違っていると思うようにしてるので、ちょいと時間置いてみる。

 

 

 面白い筋を見つけたからってあんまり迂闊なことは書くなよっていう教訓だの。「君は探偵じゃなくミステリ作家になるべきだ」っていう展開を彷彿させる。

 

もう8巻注文しちゃおうかしら。気になって仕方がない。