イギリスもとい大英帝国は凄い。

 

 

何が凄いって外交が凄い。ナポレオンがヨーロッパを席巻しつつあった時には、反ナポレオン連合でもって叩き潰し、世界大戦でもドイツを封じるために外交を駆使して勝利を収める。

 

それなのにヨーロッパにおいて領土的な野心を起こしていない。ヨーロッパの領土争いに深入りすれば自身のダメージも深刻になることを知っていたかのよう。

 

調停者とかバランサーのような態度で、ヨーロッパに臨んでいたようにも見える。そんな彼らは世界中に植民地を持ち、貿易で富を増やすことで圧倒的な力を得た。紛うことなき時代の主役ですな。

 

 

 

豊臣秀吉のやり方に近い気もする。秀吉の豊臣家は領地は少なかったけれど、堺や大阪・各地の鉱山などの貿易・商業の要地を直轄にすることで比類のない経済力を手にし、その力を背景に天下を治めていた。

 

金は力か。

 

 

 

もしかするとEU脱退の件は、ヨーロッパは統一ではなくバランスが好もしいとする英国DNAが影響してるのかもしれんね。

 

 

 

 

 

そんなわけで帝国主義の時代になっても、突出した存在を生み出さないよう列強のバランスを取ることで自身の優位を確立していた。マジでこの外交力の半分で良いから、今の日本にくれないかな。

 

 

 

 

日本と言えば、帝国主義時代に1度だけ世界の注目を浴びたことがある。日露戦争だ。

 

この戦争は世界史上初の本格的な近代戦争で、各国の強烈な関心を呼んでいたらしい。机上の計算を現実に試してくれるのだから、第三者からすれば情報の宝庫なんだろう。

 

 

 

これは次回で。