…始めてみたものの、情報が全くと言っていいほど出揃っていないので、なんとも判断のしようがないわけです。

 

 

大きく分けて考えることは3つだと感じている。

 

1.少年が重傷を負った原因は何か

2.暴動について

3.日本人と民主主義国家の成立と暴動について

 

 

 

1.少年が重傷を負った原因は何か

 

現時点での、それぞれの主張をいくつか。

 

・警察は「少年が自損事故を起こして重傷を負った」と発表

・少年の側は「警察に棒のようなものでやられた」と証言

 

 ここが食い違ってて、誰かが嘘をついてることになるんだけど、それが誰なのかが全然分からない。困ったことに当時警察官は1人で行動していたそうで、当人達以外に目撃者はいないらしい。徒歩警らは一人のこともあるので、今回はそれが事実究明に祟ってる模様。

 

 

・警棒に破損は見られないと発表

 

 懐疑主義者の視点からすると、まず"この警棒はその警棒なのか?"というところから考えてしまう。例えば、進撃の巨人でアニがマルコの立体機動装置を出して検査をパスするような手法も可能なのである。やはり警察が警察官の行動を調べるという構造に無理があるとしか。どんな発表をしても身内で調査から裁判までやってるようなもので、100%の信頼を置けますか?と言われても無理。

 

 だから、警察のこの発表はどちらが本当の事を言っているかという判断には全く影響しない。警察にとってプラスでもマイナスでもなく、ただ単に分からない。

 

 

・警察官は「体のどの部分が接触したか、はっきりわからない」と証言

 

 本人がはっきり分からないと証言した以上、ますますもって分からない。分からないだけが累乗していって、ワタシの収拾がつかなくなっている。

 

 

・少年は珍走行為には参加しておらず、珍走団と直接の関係はない

 

 これは割とどうでもいい情報なのですが、誤解が多く見受けられたのが気になっています。少年は珍走団ではなく、ギャラリーというか怖いもの見たさというか…のようです。珍走メンバーであれば、珍走と関係ないところに一人で倒れてる事の説明がつきませんしね。

 

 個人的な体験ですが、真冬の珍走行為があると「こんな寒いのによくやるなぁ」と思いながら、ベランダに出て見る事があります。なので少年が興味本位で見物に行こうとした心理が分からないでもありません。今回は好奇心猫をも殺すになったわけですが…

 

 

・警察は、「徒歩でパトロール中の警察官とバイクが接触し、バイクが走り去った」と発表

 

 警察は、この接触時には特段の事はなく、走り去った後に単独事故を起こしたとしている。一方で少年の側は、この時の接触で重傷を負ったとしている。なるほどわからん。

 


・消防によれば、少年本人から「事故を起こし、顔にけがをした」などと通報が入り、少年は病院に搬送された

 

 連絡を受けて現場に赴いた消防は、事故現場を最初に見たことになる。事故の状況はどうだったのか、バイクの破損程度はどうなのか、といった事は分かったはずなんだけど、その情報が何処にも流れてない。真偽不明の情報として、バイクは特に壊れてないというものもあったけど、真偽不明なので考慮しない。

 

 少年の通報は「事故を起こして怪我をした」なので、重傷の原因は自損事故に思えるけど、後に供述を変えて「警官との接触時に怪我をした」としている。

 

 これは幾つか筋書きを想像できる。

 

1.補導を逃れるために、警察官から逃げた挙句に自損事故を起こしてムシャクシャしたので、嘘をでっちあげて警察官に罪を着せようとした。

 

2.通報時に「警察官に殴られて重傷を負った」と言っても、年齢・時間帯からイタズラと処理される可能性があったので、確実に救急に来てもらうように事故だと言った。この場合、警察官に攻撃されたことになるので、全く予想外の出来事だったはず。当人が重度のパニック状態だと考えられるので、こういう通報内容になっても不思議はない。

 

3.警官に殴られたのでバイクで逃げたところ、本人の想像以上に身体が言う事を聞かず、自損事故を起こした。だから通報は「事故った」になった。

 

 眼科医によれば、失明する程の怪我といっても千差万別で、短時間なら行動可能なケースもあり、運転も可能らしい。失明するほどの重傷=運転不能と短絡的に考えてはいけないそうだ。

 

 

・・・とまぁ、想像で物語を作るなら色々できる。つまりは、少年の供述が最初と食い違っているからと言って、必ずしも嘘をついてると断定はできない。

 

 

 

要するに、ワタシには何が本当なのかが全く分からないので、大人しく情報が流れてくるのを待つ以外にないわけだ。

 

毎度毎度、分からないことばかり。

 

 

 

つづく かもしれない。