大体タイトルのとおりだ。

 

 

これを遊ぶ時間が欲しくて年末年始も頑張ってたら、「そんなにハイペースで大丈夫ですか?」と心配されてしまったけど、ゲームやる時間が欲しいので今のうちに頑張ってますとは言いにくくて、なんかウヤムヤにした挙句に三国志14を買った。

 

 

 

 何から始めようかな~と考えた結果、呉が好きなので、やっぱり194年群雄割拠の孫策プレイで。

 

 難易度は★4 当然のように上級プレイ。残念ながらそれより上の難易度が無い。

 

 配下の質は高いが戦力は不足がち だそうで、中原から離れた土地では国力も低かろう。

 

 

 

 そんなわけで発売日から暫く遊んでみたところ、かなり面白いので、ワタシが気に入った点をいくつか書いてみる。

 

 

1.敵が結構賢く、要害が要害として機能してる

 


 

 

 こちらは建業。三国志で孫策と言えば、演義にしろゲームにしろ大体真っ先に攻めとられる都市である。

 

 孫策軍が攻め込む場合、牛渚港を経由していくのだけど、敵も緑で囲った辺りをきちんと弓櫓やら何やらで防備を固めてくる。こういう当たり前が嬉しい。11PKとはわけが違う。

 

 その防備を突破しても建業に到達するには狭い山道を抜けねばならず、これまたキツイのが嬉しい。国力が低く戦力に乏しい孫策軍が初期状態でこの要害を突破して、城からの反撃を凌いで攻め落とすのは難しい。てゆっか、無理?

 

 

 敵の勢力としての動きもかなり賢くなっている。

 

 例えば、画像のような状況で孫権軍が江夏から新野に向けて大軍を向けたとして、曹操は許昌や汝南から援軍を出す。この当たり前が11PKでは出来てなかったので、とても嬉しい。

 

 ついでに言えば、襄陽から江夏を突くべく曹軍が動いた場合、新野に向かっていた呉軍はちゃんと江夏に戻ろうとする。

 

 COMがかなり賢くなってくれた。

 

 

 

2.武将全員に使い道があり、個性も十分に発揮されている

 

 全ての武将に使う価値があると言えば言い過ぎかもだけど、概ね間違ってはいない。基本的に内政は武将の数がモノをいう。質も重要だけど、それ以上に数が重要なのだ。

 

 

 11PKが大好きだった理由が、武将の個性が際立ってた点。それを上手い事昇華してくれた一例を挙げる。

 

 この人は「孫賁」。孫堅の甥らしい。正直言うと、お前誰?な扱いである。

 

 まず、注目するのは個性「召募」を所持してることだ。これは募兵を行った際に獲得できる兵士数が増えるというもの。これを所持する彼の募兵数は孫策のそれを上回る。とっても素晴らしい。

 

 さらに彼は政策「運搬開発」を持っていて、主君である孫策と同じ「覇道」の主義を持っているので低コストで使えるという点も見逃せない。輸送隊のスピードアップはマジ重要。

 

 

 

 続いての登場はこの二人。三国志が好きなら名前くらいは知ってる人が多い「陳武」「董襲」。

 

 

 

 この二人は相互に親愛武将になっているのでセットで運用すると気持ちいい。

 

 見ての通り、武力はイイ線行ってるけど統率力に不安があって、一流武将と渡り合うのは少し厳しいか?と思える能力だ。

 

 しかし相互親愛の効果で近接させて使うと部隊能力が1~2割上昇するので、こいつらでも徐晃や曹仁といった曹操軍のエース級と互角に渡り合える。

 

 こういう親愛武将は割と細かく設定されていて、呂布軍の三馬鹿として名高い侯成、魏続、宋憲なんかもセットで使うとかなり使えるらしい。二線級武将スキーにはたまらない。

 

 

 とはいえ、やっぱり徐晃クラスの名将になると流石で、陳武、董襲、呂蒙、魯粛の4人で包囲してタコ殴りしてたら、戦法発動されて蹴散らされました、はい。

 

 徐晃は強い。

 

 

 

 

 親父トリオは相変わらずの高性能な上に、相互親愛効果もあって孫策軍の中核とも言える存在である。韓当がマイナス個性「猪突」を所持してて、若干使いづらい場面もあるんだけど、程普・黄蓋の二人が敵を誘い込んで補給路を遮断し、そこに韓当が満を持して突貫→包囲するとマジ気分いい。鋒矢陣形の破壊力はここぞという場面で輝く。この戦術で劉繇軍15,000を3,000の兵で撃退したときは脳汁出ました。

 

 ちなみに孫策と周瑜はもちろん強い。でも単品で使っても超一流の彼らを使うより、準一級から二線級の武将を連携させて使う方が楽しかったりする。

 

 

 しかしですねぇ、この武将の個性とそれぞれの活かし方については、本当に色々と語りたいことがあるんだけど、ぶっちゃけキリが無いんですよね。なので、この辺で。

 

 

 

 

 

3.物資がシビア

 

 これは賛否ありそうだけど、ワタシはこのシビアさをとても気に入っている。一度の戦争を仕掛けるのに国力を傾ける程の覚悟と物資が必要になる点が素晴らしい。

 

 漫然と募兵を続けるのではなく、財政収支を考えながら国力に見合った兵を揃えて行かないと大変なことになりそう。

 

 

 

ダメなところ

 

 ついでにダメな点も書いておく。

 

 まず、テンポが悪い。

 

 これは多分内政の仕様が手間を取らざるを得ないものになっているからと思う。

 

 地域内政というコンセプトは良いのだけど、全ての地域に武将を配置したくなる(配置しないと開発できない上に治安が下がる)仕様なので、戦争や異動のたびに確認の必要が出てくるのでめんどい。

 

 これだったら、勢力ごとに行政組織を(施政のように)組織して内政する形の方が良かった。内政官の所在は問わないとすれば、非現実的だけどゲーム的にストレスが無くて良いかと思う。組織に親愛効果が発揮されるようにすれば、文官同士の親愛も意味が出てくるし、今の"お前そいつと親愛関係にあるけどそれで何すんの?"状態にならずに済むし、武将数が足りなくてどうもならん状態も防げる。

 

 官爵が上がれば行政組織に配置できる武将数が増えるとかもいいな。蜀の四相を揃えると特別な施策が使えるとか、太子四友が揃うと人材発掘が捗るとかあるといいな(妄想たれながし

 

 妄想ついでに、魏延と楊儀を同じカテゴリに配置すると反発しあって仕事が進まないとかあるといいな。

 

 

 各地域には特任官や吏みたいな意味で武将を派遣すれば開発速度が上がるくらいでいい。重点的に治安を上げたい、農業生産を上げたいという必要があれば派遣するくらいで。

 

 つまりな、一々配置するのめんどい。

 

 

 

 さらに余計なクリックが多過ぎる。その画面必要?っていう場面は多々あるし、カーソル当てたらそこにぶら下がるコマンド表示すりゃ良くね?とか多いし、総じてUIの出来は悪い。

 

 ついでに必要な情報を表示してくれないケースが多過ぎる。人材登用に行く武将を選ぶ場面で所属都市くらい表示してくれと思うし、似たような場面が多い。どうみてもUIの出来が悪い

 

 おまけに計略を仕掛ける場面で、例えば埋伏の毒なんかがそうなんだけど、探索と同じように一度に複数武将選ばせてくれと思う。毎回一から選びなおす意味が分からない。やっぱりUIの出来が悪い。

 

 とどめに軍師の助言が全然当たらないのがなんか気になってる。知力って参照されてるのかな…?ウチの公瑾がアホみたいになってるんだが。

 

 

 

 総じて言えばかなり面白いんだけど、目立つ穴もあるなーと。特に操作周りの出来が悪すぎる。この辺りはアプデで解決していってくれるといいな。

 

 

 合戦は滅茶苦茶面白い。中規模勢力同士のぶつかり合いは本当に凄い。曹操軍がガチでコチラを殺しに来るから毎回ひやひやする。この辺りは控えめに言って最高。