前作クリアから1ヶ月と少し
シュタゲゼロのネタバレあるので注意
↓
↓
↓
↓
大体のお話は理解できたつもりだけど、一つだけどうしても分からない事があるので、整理がてら書き散らしてみることにした。
「ロシアがタイムマシン実験を行って"ソ連解体を無かった事にした"」という世界線のアレ。
ロシアが実験したことで世界線変動が起きたというのは、作中ではオカリンの推測としてしか出てない(と思う)のだけど、あの時点では
未来ガジェット研究所・・・タイムマシン開発を放棄中
SERN・・・α世界線と同等だとすればゼリーマン実験の段階であってとても無理
アメリカ・・・タイムマシン開発が進んでるという描写は無いけど、"紅莉栖"の記憶からオリジナルの中鉢論文と同等の内容を引き出せる可能性がある。米軍の元に"紅莉栖"が在った事から(アメリカに引き渡されたオカリンが車内で"紅莉栖"に会った)、変動後世界では引き出してると推測。
可能性があるとすればロシアかアメリカ。けど中鉢論文を確実に、しかも先に入手してる分だけロシアの方が可能性は高い。
よって、オカリンがロシア実験説を取ったのは妥当と判断。
そんで、ソ連崩壊の世界線に"戻ってきた"。
これが分からない。
ロシアがタイムマシン実験を行った。それはいい。
だけど、「一体誰がその起こりと結果を合わせて観測したのだろう?」
"実験によって変動した世界だという事を、白昼夢ではなく現実のモノとして認識できる"のは世界中でオカリンだけ。ロシアの科学者にはリーディング・シュタイナーが無いので、その世界が実験によって移動した世界だと認識できず、初めからソ連という存在が当たり前のようにあったとしか認識できない。どころか、実験を行った記憶さえ存在していないのだから「戻す」という発想自体が無い。
ロシアがリーディング・シュタイナーの謎を解き明かして人為的にその能力を付与できれば説明はつくかもだけど、その可能性はゼロだ。
・アトラクタフィールド理論は2036年においては通説として認知されてるが、この時代ではそこまで進んでない。
・アトラクタフィールド理論を構築した2036年の世界でさえ、リーディングシュタイナーを人為的に付与することは出来ていない。仮に出来たとするなら、オカリンに頼らずとも鈴羽なり他の人間に付与して過去へ送り出せばいいので。
・そもそも、中鉢論文のオリジナル作者であるβ紅莉栖はアトラクタフィールドもリーディングシュタイナーの存在も知らなかった。
・よって、現時点でロシアはリーディング・シュタイナーの力を持っていない。
ロシアにLS(RS? シュタインズゲートに導くという意味からLSかな)が無い以上、ソ連が存続した世界が「実験によって生まれた世界」だと認識できない。であれば「戻す」という選択肢は存在しない。
仮に実験を行った者が「戻そう」と思えたとしても、現実的には無理だったと思う。なにしろ、"ゴリバチョフ"や"レリツィン"のような大物の存在まで無くなってる。たかが一研究者がソ連存続とソ連崩壊後の世界で同じように研究者の位置に居るとは思えない。
が、現実には「戻った」。
一体誰が?どうやって?
ここが分からない。
説のようなモノは考えてみた。
・世界中でLS(RS?)を持っているのはオカリンだけ
・Amadeusはデータ化した人の記憶を使っている
・"紅莉栖"は米軍の元で運用されてる。すなわち、"秘密の日記"は開いてる(トゥルールートでレスキネンが実現してる
・真帆によれば、人間の脳の働きを再現できることと、そのメカニズムを解明することは別の話
私が考えてしまった説というのは、「米軍に確保されたオカリンから記憶データを抽出してAmadeusシステムに乗せ、LSの働きを再現させる」。且つ、オカリンにロシアの実験について吐かせること。
ソ連存続世界線へ飛んだのはロシアの実験が原因だけど、そこからロシア誕生世界線に戻ったのはアメリカの仕業なんじゃないか?と。この時点でLSの能力を使える可能性があるのは、オカリンとその脳を確保したアメリカだけだから。
LSを必須としてるのは、LSが無いとソ連の解体を無かったことにした事が世界線変動の原因だと分からないから。原因が分からずにアレコレ過去改変を行っても元の世界線に戻れる可能性が無いから。
もっとも、これは間違ってるとも思ってて、大規模な世界線変動があると、「そこに居た人が居ない」という可能性が高いので。要するに、実験に携わった人間が、世界線変動後も同じポジに居るとは思えないっていうね。
そこをクリアできてないから、これでは何の説明もできていないのだけど。
あ、いやいや待て待て。
アメリカ側の研究者が「今まさに第三次世界大戦が起きてて、日本とか壊滅状態。この滅茶苦茶な状態を何とかしたい」と思えば、世界線変動後に同じポジに居るかどうかは重要ではない。
と、たった今閃いた。
考えてみれば、鈴羽だって自分が変動後の世界でどうなるかなんてのは後回しで、「悲惨な現在(未来)を回避する」というのが第一だった。
あ、これでスッキリしたかも。
ロシアの最初のソ連存続世界線移行は、世界が再構築されるという事を理解しないままに行った実験の結果。
アメリカによるソ連崩壊世界線への復帰は、鈴羽のように現状を変えたいという思いで望んだ結果。
おお?なんか当ってるかも。
まぁ、アメリカ側にもLS能力者が居たという話でも良いのだけど。