もうすぐ22巻出るー。

ということで、勝手ながら今後の展開を妄想している。

「本」の内容が未だ途中なわけだけど、これを読み終わった後に、ハンジ団長以下はどう動くのか。

 

 

まず、いの一番にやらないといけないのは、

「この本の内容はどこからどこまでが事実なのか」を調べることのはず。

 

エレンとミカサは疑いはしないだろうが、ハンジやリヴァイは本の内容そのものの真偽を疑うだろう。なにしろ、筆者であるグリシャ自身が狂信的な人間と描かれ、それを筆者自身が隠そうともしていない。そんな人間の手による書物が、果たしてどこまで信用できるのか?

 

だから、「裏を取る」のが、今後の展開になると思う。

 

 

壁の外に人の住む世界があるというのは、現にライナー達が存在していることから信じるしかない。こればっかりは確かめに行くことが出来ないので。(気球を使えれば或いはとも思うが)

 

となると、

 

・アニへの尋問

・貴族家への尋問

・ウォール教の調査

・キース教官への聴取

・フリッツ及びレイス家の家捜し

・ヒストリアへの聴取

 

この辺りから手を付けることになるのかな。

 

が、アニは相変らず結晶の中にいるようなので、尋問どころではない。

 

ヒストリアに禅譲した先王は、扱いがゾンザイな所を見ても、適当な人間を拾ってきて座らせただけのようなので、何も情報は得られないと思う。レイス家もヒストリア以外に残っている人間がいないし、ウーリと親しかったケニー・アッカーマンも死んでしまった。そして、ヒストリアは何も知らない。彼女が話せるのはフリーダとの限られた接触についてだけだろうか。

 

レイス家に資料が残されていないかとも思うが、そんなものが存在するならば、ウーリやフリーダが口を噤む必要がなくなってしまうし、ロッドや他の者が真実を知っていたことになり、これまでの描写と矛盾してしまう。

 

初代王の記憶を引き継ぐ者だけに伝えられる資料・その在処という線も無い。記憶を引き継ぐ以上、文字に残す必要が無いし、そこから情報が漏れる危険を看過すまい。従ってそういう資料は存在しない。

 

 

となると、やはり貴族家・ウォール教から情報を引き出すしかないのか。

ザックレー総統のアレな尋問で。

 

グリシャと最初に遭遇したキースが何かを知っていればとも思う。「何が重要な情報かを当人が正確に把握するのは思うより難しい」から。無意識に「これは関係無いな」と排除している情報の中に思いがけない玉が埋もれてるかもしれない。

 

 

 

 

なんとか外の世界を調査しに行きたいところだけど、マーレが実在したとしても敵性国家であるのは間違いないので、調査は難しいだろう。調査兵団も壊滅状態だし、ハンジは外への調査には踏み切れまい。

 

 

それにしても、なんでマーレは「楽園送り」なんて制度を生み出したのか?

これ、よく分かんないんだよね。

 

最初はフリッツ王政がマーレに逆襲するのを防ぐためかと思ったんだけど、あの程度の巨人など、壁内に眠ってる大型巨人が一斉に進撃を始めたら鎧袖一触だと思うんだわ。だから、壁内国家の封じ込めって線は無い。

 

壁内の人間から自分らの存在を隠したいのかとも思ったけど、そもそも記憶を改竄して消したのはフリッツ王の意向なので、マーレがそれを望む理由が無い。

 

しかも、楽園送りによって困ってるのは当のマーレなんだよね。この刑のおかげで始祖の巨人奪還作戦がかなり難しいことになってる。ライナー達が巨大樹の森で休まざるを得なかったり、マルセルの能力を奪われたりと、色々なところで影響してるので。

 

刑罰というならシンプルに処刑してしまえば早いのに、なんでわざわざパラディ島に送致するのか?この辺りも追々判明するのかな。