部活動指導員を導入=教員負担軽減へ外部人材
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000054-jij-pol
これ、絶対必要だと思ってた。
ワタシは教師ではないけれど、ボランティアでとある部活の指導を3年程やった事があります。その時に色々と体験してるので、世間の平均よりは実態を知ってるかなと。
まずね、先生の待遇酷すぎ。マジ過酷。休日の部活手当てなんてスズメの涙。
ワタシにはバス代しか出なかったが。
生徒の成績向上がどうのなんて話は後でいい。それくらい部活の顧問をやっている先生というのは過酷な日々を送っている。であるからこそ、ワタシのようなボンクラでも指導者として起用されるわけだ。
とある先生は言っていたよ。
家庭を顧みる時間が無いと。家族と会話する時間も無いって。
自分が指導していたので、その部活の先生にはそこまでの負荷は掛からなかったが、それでも休日に学校を使用する際は鍵開けだの色々ありましてね。ご自分で指導もされる顧問だったら、どーすんのよ、これ?ってレベル。
休日の朝8:00には学校・教室を開ける、部活が終わるのは夕方17:00頃。顧問の拘束時間もそういうことだ。その先生は休日の部活手当てがどれくらいかは教えてくれなかったが、後で調べてみると日当2~3,000円くらいらしい。
指導するワタシはそれに備えて「研究」(これをやらないと指導なんて無理)するわけだけど、これも結構な時間がかかる。教師としての職務を遂行して、なおかつ夕方に部活指導して、さらに家では「研究」をする。そりゃやってられんわな。
ちなみに、この制度で報酬がどれくらいになるのかは知らんけど、薄給でもやろうという意思のある人間はいる。確実に一定数いる。バス代のみでもワタシはそう思ったから。
面白いんですよ。色々と教え方を考えて実践したり、それを生徒が身につけて上達したりする姿は見てて楽しい。練習終わりに一緒に遊びに行ったりしたのも面白かったな。頻繁に我が家に遊びに来られたのには閉口したこともあったけど、そういうの全部ひっくるめて楽しかった。
人に教えることで、自分の理解が深まるっていうのは真実だと思ってる。
OBの大学生とか上手くこの制度で起用できればいいのだけど、責任の所在とか規則が定まらないと何とも言えないかな。
仮に顧問の常駐が必須だったとしても、指導の面だけでも誰かに委ねられればいいと思う。それだけでも、少しは教師の生活が楽になるから。