昨晩、21巻を読み返しててふと思った。
18歳の時にグリシャはエルディア復権派から勧誘されたそうな。
その工作にあたった者は、グリシャが妹を治安当局に殺されたこと、それによって深い恨みを抱いてる事を知っていた。
あれ?
誰が妹の事件の事を復権派に教えたんだろ?
と疑問が湧いてきて。
グリシャと父親の会話から察するに、イエーガー家の人間が外に事件の事と恨んでる事を洩らしたとは思えない。なにしろ、楽園送りになってしまうのだから。
その事を洩らすとすれば、治安当局の人間以外にいないのではないか?と。
その工作員は「事件の内容を詳しく知っていた」のだから。
どう考えても、マーレ治安当局の内部から情報が伝わっていたことになる。
ということは、マーレ政府内にいる協力者とやらは、治安当局内に存在している可能性が極めて高い。
いくらエルディア人が悪魔の血と蔑まされても、あんな形で人を殺したとなれば、処罰を受けるのが普通と思う。
というのは、「収容区」という存在自体が裏を返せば、エルディア人にも法の支配が及んでいる証拠になるので。エルディア人に対して何をやってもOKであれば、収容区の存在も必要ないし、"腕章"のような制度も不要だから。大規模な反乱を防ぐためにも、ある程度の権利は認めているのだと思う。
巨人の力を継承させる器の確保という狙いもあるのだろうが。
(おそらく、ユミルの民でないと巨人の力は継承できない。だからこそ名誉マーレ人などという餌をぶらさげて、ユミルの民から戦士を募ったのではないか。マーレ人でも継承できるなら、マーレ人に力を与えると思う。ユミルの民に力を与えるのは反乱の危険が大きすぎるので)
そうなると、治安当局内部で揉み消した(というより、日常茶飯なのだろう)と考えるのが自然。
だから、事件の内容を知るのは治安当局の人間に限ると思われる。
現在、明らかになってる治安当局の人間は、クルーガーというグリシャに膝蹴りをかましたヤツと、その上司らしい太った男。直接の当事者なので、2人のどちらかが最有力なんだけど、連載の方では他にも関係者が出てきてるのかもしれんし、今のところ容疑者は"治安当局内の誰か"としか言えない。
全然違ってて、連載を読んでる人に笑われてる気もするが、ワンピースの時に慣れてる(笑