ニュースに目を通していたところ、気になるモノが。

<交通事故>計3回家族4人失う 遺族の男性、意見陳述
コチラに記事


身内を事故で3度失うという、、、二の句が継げないです。



飲酒運転での死亡事故のニュースを見るたびに思うのだけど、なんでこの手の犯罪(もう事故でなく犯罪で良いと思うんだ)に殺人罪が適用されないのかなと。


うろ覚えの法律知識を引っ張り出してみると(間違ってたらさーせん)、犯罪が成立するためには、その行為によってその結果(この場合なら人が死ぬという結果)が生じることを加害者が予見している事が必要だった気がする。

・銃で人を撃ったら死ぬだろうなと予見しつつ、銃で人を撃って死なせた
・A薬を処方しないと死んでしまうと予見しつつ、故意にB薬を処方し、その結果患者が亡くなった


例えばこんな感じなんだけど、これにプラスして


・酒を飲んだら危険運転になってしまい、その結果人を轢いて殺してしまうかもしれないが、それでも酒を飲んで運転してみたら、人を轢いて殺してしまった



というのが加わってもいいんじゃないかと思うのです。


飲酒運転→交通事故死という予見可能性と結果は十分以上に国民に知られていると思う。


まさか今のご時勢に、飲酒運転しても事故なんて起こすわけねーだろバーカ、なんて思ってるお馬鹿さんはいないでしょう。まぁ、仮にお馬鹿さん本人がそう思っていたとしても、客観的・一般的には飲酒運転→交通事故死というのは既に概念として成立しているはずだ。


だけど、いざ事故った時に、酒を飲んで運転して事故を起こすなんて思ってもいませんでした!という場合だと、結果に対する予見が伴っていないので、こういうお馬鹿さんの方が罪が軽くなってしまうんじゃないだろうか。

ああ、それで危険運転致死傷罪が出来たのか・・・


たぶん、今の法律でも「飲酒運転したら人を死なせてしまうかもしれない」と認識していた場合なら殺人罪に問えるはずなんです。でも、開き直ったお馬鹿さんの方が罪が軽くて、素直に認めた方が罪が重くなる。


しょうがないのか。法律も万能じゃないしなぁ・・・
次善策としての危険運転致死傷罪ってことかしら。



と、勝手に妄想タレ流し。




っつーかさ、飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。