つづき。


5位 武田信玄の場合


あんまり知らないんだよね…彼。


武田四名臣や二十四将といった優れた人材を豊富に抱えていた点、人材登用の能力は非常に高いと思われ。


信玄堤に見られるように、産業を起こして富国強兵を図った方が強くなる、を実践していた点も慧眼と言うべきか。


ただ、外交的にはちょろい。

若造の信長が平身低頭外交してきたのに胡坐をかいて、ずるずると時を重ね、やっと上洛に出られたのは既に晩年。全てが遅すぎた。


会社でライバルに言い包められないかが心配な人である。




4位 豊臣秀吉の場合


この人は評価が難しいな…


中間管理職にするには最高の人かもしれない。とにかく人の命を大事にする、部下を大事にしてくれる。ついでに敵の命も大事にしてる。処世術は歴史上でもトップクラスの逸材だし、早くから物流の重要性に目を付けていた点も素晴らしい。



ただし、彼が企業のトップに立ってしまった場合は、速やかにその会社から逃げることをオススメする。こんな危ないトップはマジで勘弁してほしいと思うくらい、酷い。ひどい、ヒドイ。


縁故採用で招いた弊害は「関白秀次事件」やら、「小早川家へ秀秋を養子に送り込む」とか、もうとにかく酷すぎる。


そして何より大散財しすぎ。そりゃもう天下の人々がこぞって「もう豊臣家の天下なんて終わってくれ」と思うのも無理はない。愛人の為に城をぽんぽん建てたり、朝鮮出兵とかいう日本史上最も愚劣な行動を起こしたり…


これだけ酷かったトップというのも歴史上珍しいのではないか。



3位 上杉謙信の場合


この人も上司にするにはちょっとキツイ。


義を重んじる、弱気を助け強きを挫くといった小気味良い評価を得ている彼。
だが、会社組織或いは部下としてみた場合


「戦争しすぎです、殿」


の一言に尽きる。

まったく越後という国内屈指の肥沃な土地を本拠にしていなかったら、果たして経済は成り立ったのか非常に疑わしい。


義を重んじるあまり、アチコチの紛争に介入し、結局は会社に損害を与えるのは目に見えている。どうやら謙信公にとっては、現代は生きにくいようだ。