学校週6日制で学力上がるのか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000506-san-soci
小中学校の授業日数を5日→6日に増やそうっやつね。
その意見交換を眺めてみる。
・特別活動の時間を確保できる
曰く、今の学校イベントは修学旅行とか運動会、合唱コンクールくらいしかない、らしい。ということは、社会科見学とか、林間学校とか、観劇とか、そういう文化・社会的なイベントや、生徒みんなで何かをするっていうイベントが足りないってことかしら。
でも、当の子供たちはそれを不満に思ってるのかな。比較できないから分からないか…
っつか、そういった社会性云々をナントカするのも土曜日が休日になった理由じゃなかったっけ?
・授業時間の確保は学力向上にとって大事
まー、枠があるのと無いのとじゃ、単純に比較すりゃある方が有利だわな。新しい枠に何を注ぎ込めるかによるけど。
・保護者の希望も6日制が多い
これはどういう理由で希望してるかが大事なんじゃないかな。学力向上に期待してる親もいれば、家においておくよりはマシと考える中庸派もいるし、単に自分の時間が欲しい親もいるかもしれない。
7割賛成の内訳をハッキリしないと根拠にするには曖昧すぎるかな
・5日制は元々「労働政策の一環として始まった」ので学力問題で決まる問題じゃない
これは詭弁だなー。実施当初は労働政策で始まったにしても、今や時代も流れて国民の多数が学力問題として認識してるんだから、反論としてはまるでダメですね。
・"授業時間を増やす=学力が向上する"に疑問がある
教育は質が大事だ。諸外国は質を上げる方向にシフトしており、授業時間の増加は国際的な常識に反している、という主張。
確かに質は大事ですね。ただ、外国がそうだから日本もそうすべきだ、ってのはあまり議論の進め方としては上手くない。質についてもっと語った方が良いと思う。
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なんだろう、ものすごく違和感を覚えるんだけど、
なんで、小中学校の範疇だけで学力向上を考えるんだろう?
ワタシが思うのは、かつてと違って大学全入時代になったと言っていいし、そもそも高校だって浪人なんかほとんど無い。
つまり、大して勉強しなくても、社会に出るまである程度の安泰が約束されてる。だから勉強しないんじゃないか、と思うんだ。
仮に高校受験の段階でもっと競争が厳しくなったら、或いは大学の数がガクッ減って入試が狭き門になったら。5日だろうが6日だろうが、勉強する子は増えると思う。
小中学校のさらに先をどうにかする、そこまでビジョンを広げないと何も解決しないんじゃないかな。
でも、これって日本という国が「必死に勉強しなくても庶民が暮らして行けるほど豊かになった」からなんだよね。それはとても喜ばしい事だと思うんだ。
もちろん、その上に胡座をかいていたら、将来的には危うくなるだろうし、相対的に外国に劣るようになるんだけど。
今は、そこまで=庶民が餓えるような深刻な事態には遠いってのが、この学力低下の根っこだと思うんだ。
株価のチャートみたいに、どこかで反発するポイントまで行けば、自然と学力問題は改善されてくるのだけど、そうなった時には遅いっていうのも現実。悩ましい。
明治の昔は日本全体が貧しくて、学力で身を立てることが出来れば食える、という価値観の時代だったから。だから学生は平成の今と比べて勤勉だったのだけど、その「食える」が満たされた今、同じような勤勉さを求めても詮無い事と思う。
この「庶民が軒並み飢えずに食える」という状況は有史以来、戦後が初めてなんだよね。
このことは、日本人が何故暴動の類を起こさないかというアレに繋がってるんだけど、それはまた別の話。
※追記
yahooのクイックリサーチってのにある意見を眺めてみたけど、高校・大学の在り方が問題という意見が無い…ワタシ、、、変な事言ってる気がしてきたヨ。自信なくなってきたワー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000506-san-soci
小中学校の授業日数を5日→6日に増やそうっやつね。
その意見交換を眺めてみる。
・特別活動の時間を確保できる
曰く、今の学校イベントは修学旅行とか運動会、合唱コンクールくらいしかない、らしい。ということは、社会科見学とか、林間学校とか、観劇とか、そういう文化・社会的なイベントや、生徒みんなで何かをするっていうイベントが足りないってことかしら。
でも、当の子供たちはそれを不満に思ってるのかな。比較できないから分からないか…
っつか、そういった社会性云々をナントカするのも土曜日が休日になった理由じゃなかったっけ?
・授業時間の確保は学力向上にとって大事
まー、枠があるのと無いのとじゃ、単純に比較すりゃある方が有利だわな。新しい枠に何を注ぎ込めるかによるけど。
・保護者の希望も6日制が多い
これはどういう理由で希望してるかが大事なんじゃないかな。学力向上に期待してる親もいれば、家においておくよりはマシと考える中庸派もいるし、単に自分の時間が欲しい親もいるかもしれない。
7割賛成の内訳をハッキリしないと根拠にするには曖昧すぎるかな
・5日制は元々「労働政策の一環として始まった」ので学力問題で決まる問題じゃない
これは詭弁だなー。実施当初は労働政策で始まったにしても、今や時代も流れて国民の多数が学力問題として認識してるんだから、反論としてはまるでダメですね。
・"授業時間を増やす=学力が向上する"に疑問がある
教育は質が大事だ。諸外国は質を上げる方向にシフトしており、授業時間の増加は国際的な常識に反している、という主張。
確かに質は大事ですね。ただ、外国がそうだから日本もそうすべきだ、ってのはあまり議論の進め方としては上手くない。質についてもっと語った方が良いと思う。
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なんだろう、ものすごく違和感を覚えるんだけど、
なんで、小中学校の範疇だけで学力向上を考えるんだろう?
ワタシが思うのは、かつてと違って大学全入時代になったと言っていいし、そもそも高校だって浪人なんかほとんど無い。
つまり、大して勉強しなくても、社会に出るまである程度の安泰が約束されてる。だから勉強しないんじゃないか、と思うんだ。
仮に高校受験の段階でもっと競争が厳しくなったら、或いは大学の数がガクッ減って入試が狭き門になったら。5日だろうが6日だろうが、勉強する子は増えると思う。
小中学校のさらに先をどうにかする、そこまでビジョンを広げないと何も解決しないんじゃないかな。
でも、これって日本という国が「必死に勉強しなくても庶民が暮らして行けるほど豊かになった」からなんだよね。それはとても喜ばしい事だと思うんだ。
もちろん、その上に胡座をかいていたら、将来的には危うくなるだろうし、相対的に外国に劣るようになるんだけど。
今は、そこまで=庶民が餓えるような深刻な事態には遠いってのが、この学力低下の根っこだと思うんだ。
株価のチャートみたいに、どこかで反発するポイントまで行けば、自然と学力問題は改善されてくるのだけど、そうなった時には遅いっていうのも現実。悩ましい。
明治の昔は日本全体が貧しくて、学力で身を立てることが出来れば食える、という価値観の時代だったから。だから学生は平成の今と比べて勤勉だったのだけど、その「食える」が満たされた今、同じような勤勉さを求めても詮無い事と思う。
この「庶民が軒並み飢えずに食える」という状況は有史以来、戦後が初めてなんだよね。
このことは、日本人が何故暴動の類を起こさないかというアレに繋がってるんだけど、それはまた別の話。
※追記
yahooのクイックリサーチってのにある意見を眺めてみたけど、高校・大学の在り方が問題という意見が無い…ワタシ、、、変な事言ってる気がしてきたヨ。自信なくなってきたワー