興味無い人はさらっとスルーでオネガイシャス。



ワタシのゲーム歴はPS2とDSの時代で止まっている

PS2は普段は押入れに収まっててナンダカ寂しそうだ



こんなワタシにも一応好きなゲームというかハマったゲームがあって、勝手にランキングすると


1位 ベルウィックサーガ
〃  ペルソナ4

3位 FF7
4位 FF4
5位 無い


DQやFFみたいな大型タイトルはPS2までなら全部やったし、
ガンダムゲーやスパロボにもちょこちょこ手を出しているです。
が、FFの1部を除いては特にハマリもせず。クリアしないで止めちゃったものも多い


3位のFF7はかなりハマって、これまでに3回クリアしてる。
あれは面白かった、PSの時代にあんな作品が出た事が驚きだ。
ちなみに好きなキャラはケットシーだ。ずれてるって言うな(笑


1位は同点首位というか、どっちが上かなんて一生考えても答えは出ねぇ…

ペルソナ4は有名だから分かるけど、ベルウィックなんちゃらって何?って声が聞こえそう



ペルソナ4は面白い。PS2で最高のRPGと聞いて中古で買ってみたけど、ヤバいくらいに面白かった。


それまで面白いRPG=FF、DQという認識だったワタシにとって、
まさにRPG革命だったのであるよ。


P4をやってしまったら、「今までのRPGって、、、なんだったんだろ…」と思う
これ以後のRPGの基準やゲーム学校に通う面々の憧れの対象はペルソナになるんじゃないか

ドラクエみたいなゲームが作りたいのでクリエイターになりたいです、という志望動機。
そのドラクエ部分がペルソナに変わる日も近いかもしれないなーと思う


ペルソナ4の面白さについては、また別の機会に書いてみたい。
好きなキャラは陽介に決まってる。永遠の相棒だぜ。

どうもね、ゲームで女の子キャラを気に入るっていう感覚が無いんですよ。
P4のキャラ人気投票なんかだと、りせや千枝が上位に来るみたいなんだけど


ああ、菜々子は別枠でお願いします


天上楽土の時は、テレビの前でブチギレて速効クリアしました(同様の患者が多数いたらしい)



今はP4は置いておこう。前置き長ぇよ





さて、ベルウィックサーガ(以後、ベルサガ)である。
http://www.enterbrain.co.jp/game_site/berwicksaga/

いわゆるシミュレーションRPGってやつで、ファイアーエンブレム(FE)みたいなやつ、って言うと分かりやすいらしい。FEは有名だものね。


アマゾンでベルサガの評価を見ると、恐ろしく極端に評価が割れているのが分かる


ハマる人には異常なまでの中毒性を発揮し、合わない人には徹底的に合わないようだ

ワタシは前者なのでヤバかった。
1つのゲームを5回もクリアしたなんて、我が人生でコレ1本のみ。ペルソナ4でさえ3回なのだ

今でも1年に1度はやりたくなってムズムズしてしまう。
実は最近ムズムズしてるが、我慢している。


むずむず、むずむず、むずむず

むずむず…



ゲシュタルト崩壊しそうなむずむず。




なぜアマゾンでの評価が極端なのか。

「運ゲー」と評価されるのが大きな理由らしい


「コッチの攻撃が全然当たらない」
「プレイヤーが考えてプレイしたところで、結局は運の要素で決まってしまう」

この辺りがマイナス評価されてるみたい。



この指摘が全くの誤りであることは、このゲームの本質に気づいたプレイヤーならよく理解しているのだ。


ベルサガは運ゲーではない。
もちろんゲームである以上、最低限のリアルラック要素はあるが。

こういうマイナス評価がされてしまうというのは、チュートリアルが無いことと、序盤から(そして最後まで)高難易度であるのが原因と思われる


ベルサガの正体は、緻密な思考力を要求される真の意味でのシミュレーションなのである。



攻撃を当てるためには、そのための戦術が必要で


どの順序でキャラを動かすか?武器は何を選ぶ?地形効果はどうだ?所持スキルはどうだ?
戦場のアレコレを吟味して、出来る限り成功率を上げて挑むのが大事。


それでも世の中全般そうであるように、絶対というのはあり得ない(100%命中可能ダケドナ)


もし外した場合にはどうリカバリーしていくか?
二の矢三の矢を放つか?戦線を押し上げてカバーするのか、様子見するのか?



とにかく「考える」事を要求されるゲームなのです。





そして最高に凄いのが、高難易度のくせに「○○じゃないとクリアできない」状態が無いこと。

「この装備が無いと詰む」「レベルが低いと詰む」といった事態は起こりえない。
もし「詰んだ!」と思うなら、それはプレイヤー側の思考が足りていないだけなのだ。

仲間キャラが次々と戦死してて戦力が絶望的に少なくなる以外にこのゲームに「詰み」は無い。


SRPGなのでプレイヤー側が選択できるキャラは多いが、どのキャラを使っても攻略可能だし、キャラの持つスキルによって全く違う攻略法が生まれたりする。


終盤にほとんど育ててないキャラを投入しても、その固有スキルだけで大きな戦略価値を生む事もある。実に凄いゲームだ…


プレイヤーの数だけ攻略法があり、そして伸るか反るかの高難易度。
なんという刺激的なゲームか!自分の作戦が図に当たった時の快感はすさまじい。




どのキャラを使ってもクリア可能な点も見逃せない。


FEやスパロボのように強いキャラでの無双は不可能なので、1手ずつ丁寧に進めなければならない。漠然と突貫してもアッサリ戦死してしまう。

これは爽快感に乏しいという批判の理由にも繋がってるのだけど、これはそういうゲームじゃないので仕方ない。


が、無双できるようなキャラがいない=どんなキャラでも使いようがあるという事なのだ


設定上の都合で一人だけ弱いキャラがいるのだけど、それ以外のメンバーは誰を1軍で使っても最終章まで十分に戦力として計算できるのだ。



これらを実現してるゲームバランスは、まさに「神ゲー」の名に相応しいと思う。
今、思い出しても奇跡のようなバランスの良さにため息が出ちゃうよ。




このゲームの不幸は、初動時に「運ゲー」呼ばわりされて商業的に失敗してしまったこと。制作者の思いは多くの初見ユーザーには届かなかったらしい。


おかげで続編は出る気配も無い;;




次回以降は卓越したゲームシステムとキャラ愛を書いていきたい。