どうしても箱根まで走りたいという後進のために注意点を書き記しておく。
心して聞くように。あはんうふん。



必要なもの

・帰りの交通費
・おこづかい少々
・挫けないココロ
・ダメだと思ったら中止する勇気



所謂「往路」は総距離108kmである。
が、我々ひとり駅伝プレイヤーの場合、交通規制を期待できない。


そのため、非常にコースが複雑になり、総距離も長くなってしまうことを覚悟されたい。
108kmは長い。十分なトレーニングを重ねてから挑むように。



●1区(大手町~鶴見)

私のように2日に分けて走破する場合は、ココで時間と距離を稼いでおきたい。
全区間でココが一番走りやすいからだ。

注意するポイントは六郷橋。特に下り坂には注意されたし。上り坂に比べて膝にかかる負担が非常に大きいので、ここでダメージを蓄積すると後がツライ。

品川駅の先はコース取りがちょっと難しいのだが、駅に沿って左側を走れば問題はない。
うっかり右側を走ると間違えて大崎に行ってしまうので注意。



●2区(鶴見~戸塚)

「花の2区」という言葉とは裏腹にアップダウンに富んだ難コースである。保土ヶ谷~戸塚辺りが特に難しい。体力に自信が無い人は歩くことをオススメする。
権太坂はマジでツライ。無理スンナ。

新子安に美味いラーメン屋があるのだが、食べ過ぎには注意しよう。
椅子の足元に丸いバーがあるので、青竹踏みの要領で足裏マッサージをするといい。



●3区(戸塚~平塚)

平場のイメージが強い3区だが、交通規制が無いと一挙に難易度が跳ね上がる。数多くのバイパスは歩行者がそのまま走っちゃイケナイ何かを感じる。

迂回せざるを得ないのだが、恐ろしく走りにくく、うっかり方向を間違えて気づいたら逆走してたという事態も起こる。っつか、私は逆走した。

逆走は精神的にも身体的にもダメージが大きすぎるので、出来るだけ太陽の出てる時間帯にココを突破したい。もし不幸にして日没を迎えてしまった場合は、東海道線が走るのを見て方向を確認するといい。


交差点を超えるのに地下道のアップダウンを繰り返さないといけない箇所もあり、前半戦最大の難所と言えよう。



●4区(平塚~小田原)

1区に次いで走りやすい。道は比較的単調だが、アップダウンが少し気になるかもしれない。



●5区(小田原~芦ノ湖)

最難関。ここまで頑張った人に言うのもなんだが、小田原駅から電車で帰ることをオススメする。

意外と難しいのが箱根湯本の手前数kmである。高速道路だかナンダカが、ゴチャゴチャしてて非常に走りにくい。ここはノンビリ散策するつもりで歩く方がいい。早川沿いに進めばなかなか景色がキレイなのでオススメ。

山登りで最も注意するべきは崖からの転落。

道路幅が狭いので、十分に注意すること。転落したら痛いから気をつけよう。運が悪いと死んでしまうかもしれない。

また、車が渋滞してる区間では好奇の視線を浴びるのは確実。動揺しないように。

夜間になると、街灯さえも疎らになってしまうので非常に危険である。
とにかく交通事故には注意しよう。また、補給が難しくなるので、途中のファミリーマートなどを最大限に活用すること。

ここまで来たらもう一息だ。



●芦ノ湖ゴール

オツカレサマ。ゴールの瞬間に脳内でゴールテープを切ると、いくらか報われた気になるのでオススメ。

ゴールの近くから小田原駅行きのバスが出ています。本日は誠におつかれさまでした。



正月の箱根駅伝対策もバッチリだ。