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はるのはる

☆はるのはるな毎日☆
読んだ本とたま~に観た映画の一言を…

おしどりの契り

篠綾子



母を亡くし、生涯共にと誓った颯太とも生き別れて、おいちがひとりで過ごす二度目の秋。本郷丸山の歌占師・戸田露寒軒を手伝いながら、自らも代筆屋の看板をあげるおいちのところに、犬猿の仲の従姉・お菊がやってきた。それをきっかけに、おいちは二度と帰ることはないと思っていた故郷を訪ねることとなる。一方、露寒軒宅に颯太の姉・七重が訪ねてくる。恋しい人との再会を期待するおいちだったが…。文によって人と人との縁を結んできたおいちは、自らが望む縁をたぐりよせられるのか―大好評時代小説、シリーズ完結。




恋し撫子

篠綾子



行方知れずの許婚・颯太との再会を願い、下総から江戸に出てきたおいちは、本郷丸山の歌占師・戸田露寒軒の手伝いをしながら自身でも代筆屋を営み、なんとか暮らしを立てていた。そんなある日、露寒軒のもとに意外な客がやってきた。故郷でいがみ合う仲だった従姉のお菊である。わがままだが、牡丹のように華やかなお菊も颯太を想い、行方を捜していると知り、おいちの心は散り散りに乱れるが…。文とは、想いと想いを繋ぐもの―心の奥を汲み、真心を込めて綴るおいちの文が人の絆を結んでゆく連作時代小説、待望の第二作。




劉慈欣



円周率の中に不老不死の秘密がある――10万桁まで円周率を求めよという秦の始皇帝の命を受け、荊軻は300万の兵による人列計算機を起動した!『三体』の抜粋改作「円」。貧村で子どもたちの教育に人生を捧げてきた教師の“最後の授業”が驚愕の結果をもたらす「郷村教師」。漢詩に魅せられた異星種属が李白を超えるべく壮大なプロジェクトを立ち上げる「詩雲」など、中国SF界の至宝・劉慈欣の精髄13篇を収録した短篇集。文庫版ボーナストラック「対談・劉慈欣×大森望」収録。




一膳めし屋 丸九

杏の甘煮

中島久枝



じゃこや青じその入ったなすご飯、ふんわりとして甘辛い鰈の煮つけ、酒肴にぴったり豆腐のみそ漬け、男衆にも人気の杏の甘煮
──面倒見のいい女主人のお高、少々毒舌だがしっかり者のお栄、
ちゃきちゃきと店を動き回るお近の三人で切り盛りする「一膳めし屋丸九」は、常連客でいつもにぎやか。
そんなある日、ちょっとうさんくさい男が店にやってきた。男は「丸九」の先代でお高の父である九蔵の下で働いていたというが……。
旬の食材で作る毎日のめしには、お高の心模様も表れる。ますますおいしいシリーズ第三巻。