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はるのはる

☆はるのはるな毎日☆
読んだ本とたま~に観た映画の一言を…

うき世櫛

中島要



十五にして両親を失った結は、長屋で首を括ろうとしたところを元芸者の女髪結い・お夕に救われた。 
ほかに生きる道のない結は、自分の不器用さを恨みながら、お夕のもとで修業に励む。 
だが、贅沢を戒めるお上は、女髪結いの取り締まりを厳しくするばかり。 
はたして師弟は江戸の女の幸せを守りぬけるのか!? 




きみはだれかのどうでもいい人

伊藤朱里



税金を滞納する「お客様」に支払いを促すことを仕事とする県税事務所の納税担当に、同期が休職したことで急遽異動させられてきた若手職員の中沢環。彼女は空気の読めないアルバイト・須藤深雪を始めとする周囲の人間関係に気を遣いながら、かつての出世コースに戻るべく細心の注意を払って働いている――(第1章「キキララは二十歳まで」) 
週に一度の娘との電話を心の支えに、毎日の業務や人間関係を適当に乗り切るベテランパートの田邊陽子。要領の悪い新米アルバイトや娘と同世代の若い正規職員たちのことも、一歩引いて冷めた目で見ていたはずだったが――(第3章「きみはだれかのどうでもいい人」) 
業界中から絶賛の声、殺到!ブクログ第1位、啓文堂書店大賞第2位、「ダ・ヴィンチ」の「今月の絶対にはずさない!プラチナ本」にも輝いた超話題作がついに文庫化。 
同じ職場に勤める、年齢も立場も異なる女性たち。見ている景色は同じようで、まったく違っている――。職場で傷ついたことのある人、人を傷つけてしまったことのある人、節操のない社会で働くすべての人へ。迫真の新感覚同僚小説! 




正欲

朝井リョウ



あってはならない感情なんて、この世にない。 
それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。 
息子が不登校になった検事・啓喜。 
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。 
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。 
ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。 
しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、
ひどく不都合なものだった――。 
「自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、 
そりゃ気持ちいいよな」 
これは共感を呼ぶ傑作か? 
目を背けたくなる問題作か? 



試着室で思い出したら、本気の恋だと思う

尾形真理子




年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。




推し、燃ゆ

宇佐見りん



逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。