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先日の土曜日に墓参りに行って来た。

お前が亡くなってもう3年になるんだね。

去年はお前のお母さんが一緒に行こうと言われたのでご一緒したが、色々と気を使わせてしまうので、今年は一人で行こうと思ってたんだ。

でも女房が一緒に行きたいと言い出したので、連れて行く事になってしまった。

お前も女房の事は大学時代から知っているから、嫌がらないだろうけど、本当は一人で来たかったんだよ。

去年と同じく墓石の前で酒を飲んでの独り言だけど、本当に一人で来ないと、思ってる事が言えないよね。

歳老いたお前のお母さんが参れなくなると、誰も参らなくなってしまうかもね。

生き別れした、お前の子供達が探してくれれば良いんだけど。


帰り際に「来年も来れたら来るわ」と言うと、女房が「来年も必ず行ってあげ」とあきれていた。


でもね、2週間後に会う約束をしてて、突然会えなくなったお前に、必ず来るよって言えなかったんだ。


来年は一人で行くから、ゆっくりと話しをしような。僕が無事であれば。

久々に友人のK氏を訪ねました。

彼は父親の会社を継ぐ為に帰ってきたのですが、会社経営の才覚が無く(失礼)結局、会社を解散させました。


美大卒の彼は、クリエーティブな仕事をしたくてそうしたのです。


然しながら、手書き一点もの商品等、手間に合う価格設定で売る事はかなり難しく、未だに生活も安定しないままです。


彼の家族は、彼の事を馬鹿呼ばわりしますが、私はそんな彼に憧れる所があります。


誰しもがやりたい事を仕事にしている訳でなく、金銭的安定を求めて妥協していないでしょうか?


晩年になって、私は若い時にはこんな事をしたかったと、後悔する事になるのじゃないでしょうか?


彼曰く、あほ犬は余裕があるから、そんな事が言えるんだよって言いましたが、私にはわかりません。


彼は未だに雲を掴む様な話しをしますが、見つめる目は希望と未来を信じているものです。

自分を信じているのでしょう。

賞味期限が切れかけて、枯れていく私とは大違いです。

何が正しくて、何が間違いなのかは一概に決めかねますが、彼の生き様は素敵だと感じました。


いつまでも友達でいてください。
応援しています。

本命候補なき米国大統領選の様相を呈してきましたが、サンダース議院の発言は傾聴に値するものだと思うのです。


国立大学の授業料無償化、大銀行の解体、富裕層に対する課税強化、最低賃金の引き上げ、TPPの廃止等。

実際問題として政策実現はハードルの高いものだと思うのですが、彼の視点が世の中の不公平感、社会的弱者の側に立っていると感じるのです。


学生や若者が彼の支持者になっている事は、70歳を越えたお爺さんが若者の事を考え代弁しているからなのでしょう。


翻って日本を見た時に、若者の代弁者たる政治家がいるのでしょうか?


以前にも書いた事ですが、シルバー民主主義の日本では、若者に優しい政治家は出にくい土壌なのでしょうね。


「保育園落ちた」メールが今国会を賑わしていますが、このメールについても若いお母様の訴えが共感を呼び、政策実現にまで動こうとしています。


大きなうねりになるまで重い腰を上げないのです。

日本にもサンダース議院の様な人が出れば良いのですが、それが望めないならば諦めずに声を上げ続ける事が大切だと考えるのです。