受験の原則 「簡単な問題を解ききる」 | 魔法の国語 新館

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中受の国語中心の家庭教師です。
東海中高、慶応大出身。
東海(特奨)、滝(特待)、南女など
東海地区のトップ校への合格実績があります。

県外は開成、聖光、洛南、東大寺、西大和など。
進学先は東大理三、旧帝医、最難関私立医など。
詳細はプロフをご覧下さい。

これからいくつか中学受験の国語に関する

記事を書いていきます。

 

「漢字」「慣用句」「長文読解」などいくつかに

分けて書いていきますが、

全て前提になることがあります。

 

それは

「正答率の高い簡単な問題を

しっかりと解けるようにする」

ということです。

 

これが受験の第一志望校合格への

一番の近道だと思います。

 

なぜ、分かりきったことを書くかというと、

意外なほど分かっていないご家庭が多いからです。

 

生徒本人が成績上位者の場合、

保護者の方が受験偏差値の高い場合は

理解している確率が高いです。

 

ですが経験上、頭で分かっているつもりに

なっているだけのご家庭が多いですね。

 

プロ家庭教師をやっていると

「正答率の低い長文読解の難問を解けるように

するのがプロ」

と思われている場合があります。

 

しかし多分それは間違いというか、

少なくとも合格への遠回りになると思います。

 

プロ家庭教師は合格への最短距離を示すことが

仕事です。

 

ですから

「簡単な問題を取りこぼさない」

「難問奇問を見極め、後回しか捨てる」

といった力や作戦を伝授することが

仕事になると考えます。

 

具体的に書くならば、

・公開模試の正答率50%以上の問題をできる限り

とりこぼさないこと。

 

・正答率30%~49%の問題の正答率を

上げること

 

この2点が仕事の半分かと思います。

 

残りの仕事は

・保護者の方の中学受験への情報提供

・受験生のメンタルサポート

・国語という科目を好きになってもらうこと

 

といった感じですね。

 

以前、最難関用の長文読解問題集を渡されて、

「これを解けるようにして下さい」

と言われたことがありました。

 

基本的に私に対して依頼が来るのは

国語が嫌いな苦手な子です。

 

そんな子がいきなり最難関用の長文読解で

文字数の多い記述ばかり2時間解かされたら

どうなるでしょうか?

 

×ばかりで、

さらに国語を嫌いになることでしょう。

 

ということで、実力よりも簡単な問題集から

始めました。

 

簡単な問題集ですから正解が多く、

「実はぼく(私)は国語ができるかも」

と思ってもらえて苦手意識が少なくなります。

 

この時点でかなり仕事はやりやすくなります。

 

なので、最初の保護者の方に信用してもらえて、

簡単な問題集からできるかどうかが

大事なポイントですね。

 

結局、簡単な問題を中心に60%取れば

合格なんです。

 

わざわざ難しい問題を解かなくても

良いのです。

 

その保護者の方の理解が

受験の成功の土台だと思います。