エントリーシートをもらったら、まず全体を見渡します。設問のいくつかで、自分の何を伝えようか、考えましょう。


たとえば、

学生時代にもっとも印象的な経験を200字で

あなたが弊社で挑戦したいことを400字で

なんて、よく一緒に含まれていませんか。


こういった設問はセット問題として考えたほうがいいですよ。

それぞれの設問で、多くのことを伝えても仕方ないんです。


結局、人間なんてボンヤリとしたイメージとか、具体的に覚えてても1個か2個のエピソードですからね。


たとえば上記の二問の場合、 いかに自分が御社にふさわしいかを感じてもらえるかが重要。

考えられるパターンを、以下に書いておきますね。


学生時代のもっとも印象的な経験=その経験を通じて学んだことでまとめます。


あなたが弊社で挑戦したいこと=学んだことを生かして、成し遂げたいことでまとめます。



たとえば、一問目ではアルバイト経験を書きます。

「ファミレスの接客で、お客さまのことを考えて動いたらものすごく感謝された」といったエピソードです。


その経験で、相手の気持ちを考える力を養った。などと締めくくります。


二問目では、その会社で成し遂げたいことを書きます。

それを成し遂げるために、一問目であなたが学んだことが生きてくる と書けばいいんです。


たとえば、広告会社で働きたい。

→広告は相手が求めているものを的確に把握する力が必要。

→私がアルバイトで培った人の気持ちを考える能力を生かしていきたい。


といった感じです。 どうでしょう。


1問ごとに独立して考えるんじゃなくて、

全体を通じて自分はこんな人で、だから貴社に適しているんです


って伝えていくのがエントリーシートなんですね。

そのコンセプトはひとつでいいんです。


なぜこういった質問構成なのか、

一度考えてみてください。