■フリーター生活187~188日目
■マルチタスクで効率は上がらない!
お仕事をする中で「書類を作成し」「電話対応し」「報告書に目を通す」
複数の業務を同時並行で行う方々は「仕事ができる人」として、内外ともに評価されることが多いでしょう。
逆に、複数の仕事を一緒に扱えない人は、非効率的だと思われることも多々あります。
では実際に複数の仕事を同時に行う「マルチタスク」は効率的なのでしょうか?
脳科学における論文では、マルチタスク内で行われる作業の切り替えの際に効率は50%減になるとされています。
これは複数の仕事に注意が向き、集中力が散漫することで、判断ミスや仕事の進みそのものが鈍化することが原因だと言われています。
マルチタスクで効率を維持・向上できる人も確かに存在します。
しかし、その割合は全体の約2%ほどだとされています。
つまりほとんどの人はマルチタスクで生産性が低下するということです。
では、なぜマルチタスクを行う人は、生産性は低下しているのに仕事ができると評価されるのか。
マルチタスクで起こる「作業の切り替え」が側から見た時に【忙しなく動いている=多く仕事をしている】と評価されがちだということ。
またマルチタスクをしている本人も【多忙な状況=仕事をしている】と勘違いしてしまうので、内外ともにマルチタスクは効率的であると評価してしまいます。
ですので、マルチタスクができないからと言って仕事ができないという考えも間違っています。
逆にマルチタスクを行い、仕事をしていると勘違いしている方々は、一つ一つ仕事を片付ける術を身につけるべきでしょう。
■あとがき
なぜ、健康・ダイエットを扱う記事で「マルチタスク」というビジネス用語を取り扱ったかというと。
マルチタスクができないことを他者・自身によって責められることでストレスを感じている人が多かれ少なかれ存在するのでは?と考えたからです。
ストレスが引き起こす健康被害は言わずもがなです。
うつ病・適応障害に始まり、がん・認知症・肥満・糖尿病・動脈硬化をはじめとした生活習慣病にも大きく関わってきます。
健康と聞くと食事・睡眠・運動だけに気を配れば良いと思いがちですが「ストレス」は人が健康に生きていく上で欠かせず、無視することができない要素です。
ということで、仕事や家事などでマルチタスクができないと思い悩む方々がいればそれは間違いであるということ。
一つ一つ集中して物事を片付けるほうが効率的で健康的である。
それを知って欲しく、今回はマルチタスクについて記事にしました!
ー参考書籍ー