【レコード探訪】今回は、Andreas Dorauのソロ名義での最初のアルバム”Ärger Mit Der Unsterblichkeit (エンガー・ミット・デァ・ウンスターブリッヒカイト「不老不死の悩み」の意)” (Bureau B/BB 114/独/reissue/2012/ATA TAK/1992)を聴いていきます。前作のリリース後も、Dorauはミュンヘンで映像を学んでおり、合間に音楽バーに行くのが楽しみだったそうです。そこで、当時、流行り始めていたアシッドハウスを聴くことになり、衝撃を受けます。古い音楽の一部をループにすることで、新しいグルーヴを生成できる、しかもサンプラーは数年前に比べて、かなり安価に入手できることを知り、Dorauは音楽仲間のTommy Eckardt (彼はInga Humpeとポップ・デュオ2rumwohnungをやることになる)と、Eckardtのリビングルームでアルバム制作を始めることになります。その為、Dorauは多量の古いレコードを骨董市場で購入し、聴きまくったらしいです。しかしながら、出来あがった曲群は、良くあるアシッドハウスとは似ても似つかないDorau節のクセの強いポップミュージックです。今までのDorauの音楽作成法と全く異なるやり方なのですが、その手触りはDorauらしいところが凄いですね! l  ただループが多用されていることには気が付きますけどね。Dorauは、相方のEckardtを「ミキシング・コンソールの魔術師だ」と絶賛していたとか。この再発盤では、B1 “Die Schande Kommt”のダブヴァージョンとA6 “Stoned Faces Don’t Lie”のギターヴァージョンがボートラで付いています。このアルバムをもって、DorauはATA TAKから離れます。


A1 “Warten”

A2 “Es Dreht Sich Die Welt”

A3 “Geträumt Von Dir”

A4 “Einsam”

A5 “Die Trottellumme”

A6 “Stoned Faces Don't Lie”

B1 “Die Schande Kommt”

B2 “Tiere Im Regen”

B3 “Menschenschicksale”

B4 “Das Ist Das Wirkliche Leben”

B5 “Der Wasserfloh”

Bonus Tracks

B6 “Die Schande Kommt (Dub-Version)”

B7 “Stoned Faces Don't Lie (Gitarrenversion)”