機材ではないんですが、「絶対必要な機材」の最後に音声波形編集ソフトを紹介します。
実は僕の身の回りのほぼ全ての音声編集さんがこの項目で一度は悩んでいます。
未だ音声を録るのにWindows標準のサウンドレコーダーで録音している人も居らっしゃるとか
一分を超えると録音できませんので非常に不便極まりないです。あれ
さて、そこで出てくるのが「波形編集ソフト」です。
Sound Forge Audio Studio 8J
これは市販ソフトなんですが、つまりはこんな画面で波形を見ながらノイズを消して
目立つようならかぶさるノイズを緩和してしまう、そんなことが出来るソフトなんです。
さて、ではタダでそれを手に入れるとするならば…と言うことで
フリーソフトで有名どころを二つ紹介しましょう
・Sound Engine Free
HP:Cycle of 5th さん(http://www.cycleof5th.com/download/index.htm
)
長所:無料なのにエフェクターや一般的な機能が付いている。かなり機能は高機能
短所:1スロット編集しか出来ない為、音声の合成等はし辛い
コレはボイスコーポレーターさん達の中でも結構知ってらっしゃる人が多いSound Engine Freeですね
もしかすると読んでらっしゃる方の中でも使ってらっしゃる方は多いんではないでしょうか?
今、日本で無料で使える波形編集ソフトと言えば、一番有名なのが多分コレだと思います。
長所は後で解説するDCオフセット、ノーマライズ、ノイズゲート、ノイズサプレッサー機能が
全部タダで使えてしまうと言う事。また、音声の後処理的な事全般に対応しているだけでなく、
その他全部で合計34個ものエフェクターがタダで使えると言うもの
音声をいじくりまわして遊ぶ分にぴったりの出来となっています。
しかし短所としての1スロット編集は唯一の弱点です。例えばステレオ編集時に左音声を右音声に
コピーしようとしてもこのソフトでは出来ませんし、他にも全体的にエフェクターのかけ具合の深度が
フェーダーではなくツマミで表示される為、個人的には扱い難い面もあります。
・Wavy
HP:むし工房 さん(http://www.musicobo.com/
)
長所:音声録音が他に比べて綺麗(だった気がする)、ノイズゲートが細かく判りやすい
短所:エフェクターの数が増やせるらしいがよく判らならい、感覚的に扱いづらい
評価がかなり個人的好き・嫌いに走ってますがご容赦を
とにかく使ってみての感想は「録音する時に波形のズレが少ない」と言う事でした
具体的には後ほど説明しますが、音声のノイズの入り方が他よりも控え目だった気がします
それからノイズゲート機能がかなり細かく指示が出せるのも特徴です。
プレビューの参照時間まで指定できるソフトは初めて知りました(五個ほどしか触った事無いですが)
そうそう、このソフトの最大の特徴としてDirectX準拠のエフェクターを使用できるらしいです
基本的にフリー・市販のDirectX準拠のエフェクターを無限に増やせるみたいですが
なにぶん追加が若干面倒臭いようです。僕は結局そこに関しては弄ってません
後、感覚的に切ったり、貼ったり、消したりと言う事が若干他のソフトに比べて
しづらいように感じました。まぁ、この辺はどのソフトも一長一短と言ったトコでしょうか
音声編集ソフトの紹介は以上ですが、ここで一つだけ注意点があります。
皆さんも読んでいて判ったとは思いますが、波形ソフトにはそれぞれ特徴があると言う事です
それは勿論直結して出来る事と出来ない事があると言う事でもありますので、
個人的には上記二つのソフトを併用すると言う事をお勧めします。
また、後ほど説明する市販品のソフトについても同じように長所と短所があるので
それについても同じように考えてもらってかまわないと思います。
では波形編集ソフト、及び「絶対必要な機材」については以上です。
最低限で良いよ!と言う方は「最低限構成で録音してみる
」の項目を読んでみてください
また、もうちょっとお金かけても良いから一歩上行く録音と編集がしたい!って人は
出来ればあったらうれしい機材
の項目を続けてどうぞ