さて、別に必要の無い機材最後の項目となりました


MD・カセット等の録音機材についてなんですが、アフレコサークルの皆さんは流石に思うでしょう


「何でコレが必要ないんだよ」


はいそうですね、確実に必要になってきます


しかし、今回はアフレコサークルさんには申し訳ないですが「最小限の録音構成」を前提にしてますので


個人でやっている方については別に必要ないよと言いたいだけだったり


まぁ、より綺麗な音声を録音するに当たってはあったほうが便利なのは確かなんですが




さて、では録音環境としてサークルさんはどうすべきかと言うと


コレは間違いなくあった方が良いでしょう。


MDや最近では直接録音できるマルチメディアレコーダーもあるようですので


コレを利用するのもいいかもしれません。


個人的にはMDに録音する場合は大昔あったMDステーションって言うRCA入出力使える


SONYの遺物が使いやすかったんだけどなぁ…いまや本当に遺物。何処探してもねぇでやんの




そんなこんなで本当に簡素に終わってしまった最終回。


次は「最小限構成で録音してみる 」の項目に移りたいと思います

さて、徹夜明けノってきました(現在朝五時)


今回は若干前の項目に矛盾する所もあるミキサー・MTRの項目ですね



さてミキサー・MTRとはそもそも何をするための道具なのかと言う所ですが


似ているようで全く違うことを認識して下さい。よく混同している人を見かけます…



・ミキサー


ミキサーとは名前のまんま、二つ以上の音源を合成する装置です


機器によってその合成できる機器、スロット数は違いますが、大体4スロット位からが一般的な物でしょうか


アフレコや声優さんの音声録音の場合は多数のマイクから一つのMDやDATなどに記録する為に使われ、


コレを使うことによって複数の人がマイクを一本ずつ使うことが出来て、


またマイクごとにボリュームを変えられるので、各人の声圧の強さ弱さを補いながら、


一つのMD等に録音することが出来るというメリットを持ちます。



・Malti Track Recorder(MTR)


MTRとはマルチなトラックなレコーダーです(ぁ


要は一つの記録メディアにレイヤーを作成して録音をしていく為の装置です。


その構造上リテイクをしやすいのが特徴で、それぞれのマイクをそれぞれレイヤーに分けて記録します。


なので一本のマイクの録音分でリテイクしたい場合はそのマイクからの音声だけ削除することが出来る


特に楽器演奏で曲を録音するときなどに便利な物です。


基本的にこの装置にはカセットやMDやHD等のメディアが付いていることも特徴ですが、


MD用などの一部の装置はMD-DATAなどの専用のメディアが必要であることも少なくありません。





さぁ、ここで気づいていただきたいのは「音声録音で後にレイヤー1つを消す事があるか」です


勿論複数人で演技をするに当たってその人だけがとちったせいで最初からリテイクというのは


アフレコサークルではよくある話ではあると思います。一時間1000円もするのにね、スタジオ


ですが、考えもらいたいのは他のマイクでもその失敗分の音声は多少なり入っている可能性が


非常に高いと言うことです。はっきり言うと入っていた場合


マルチトラックで録る意義は全くありません。いずれにしろ全員でリテイクです


となると逆にMTRは値段も高く、微調整がミキサーよりし辛い分使い勝手は悪いと思われます



ではとにかくミキサーを買えばいいのか?と言う質問になりますが、コレも答えはノーです。


複数人で録音をするときにはミキサーは効果を発揮しますのでぜひ買ってください


ですが、個人で使用するのは別になくても良いでしょう。


まずもって二つ以上の音源が無いですから


個人で録音する場合、勿論あれば便利には違いないけど、なくても十分に録音できますしね



ミキサー・MTRが必要ないという理由は以上です。


この項目の通例どおり「あったらそれはそれで便利」なんですけどねぇ…



さて、この項目も早くも最終回、次はMD・カセットなどの録音機材 についてです。

さて、次にコンデンサマイクやダイナミックマイクでないその他集音マイクについてです。


これが必要ない理由は非常に簡単で、結構プロ仕様なスタジオに行っても通常は貸し出しも無いですし


経験上、まずコンデンサマイクを使わなくても適当な音声は収録できると言う点からです。



さて、詳しい説明の前にまずはコンデンサマイク・ダイナミックマイクについて仕組みと


その性能について簡単に説明しましょう




・コンデンサマイク


主にCD用の音源の作成に使われる音楽の録音等に使われるプロ御用達機材です。


コンデンサマイクは内部にコンデンサがあり、電極に電圧をかけ、空気振動によって生じるコンデンサ間


の静電容量の差を音声として記録する…電気関係素人の僕にはよくわからない構造です(ぁ


コンデンサマイクの特徴は非常に小さな音もノイズを殆ど拾わずに集音できると言うことですが


一方で精密機器であるため、


非常にもろく落としたり、大き目の衝撃を与えると一撃で壊れてしまう危険性があり


また湿度の適していない所での保管も故障の原因になりうるという


ものすごく保管に気を使うものであると言う事です。





・ダイナミックマイク


主にカラオケ店でよく見かける、ライブや一般的なイベントなどで使われている機材で


マイク内部に張ってある膜に変換機を接触させて、音から生じる僅かな空気振動から


伝わった振動で膜が振動し、その振動を変換機が音声電気信号に変える装置です。



ダイナミックマイクの特徴は「空気振動を音に変える」ことで、ある程度の振動量が無いと


音声信号に変換することが出来ませんし。加えて空気の流れなどの一定振動にも反応する為


ホワイトノイズが基本的には確実に発生してしまいます。微々たる物なんですけどね


その作りが振動を前提としてるためか衝撃に強いのも特徴ですかね



一見すると「コンデンサマイクのほうがノイズが入らないんなら良いじゃん!」と仰るかもしれません


ノイズが入りにくいと言う点だけを見たら、確実にコンデンサマイクの方が良いでしょう。



ですが、コンデンサマイクには最大の特徴「精密機器である」と言うことがありまして


勿論精密機器は非精密機器よりもお値段が随分上がると言うのはその他機器でも同じですよね?




ちなみにダイナミックマイクの価格は「絶対に必要な機器」の項目でも紹介した通りですが


\2000~高くても\20000も出せば十分なものが手にはいるかと思いますが、


コンデンサマイクはその10倍はしますので、本気で買うなら頑張って働いてください


最近安くはなったものの、それでも\20000~が相場っぽいですね



そしてそのコンデンサマイクは先ほど言ったとおり、衝撃や湿度に弱く


下手すれば保存の仕方如何で一発でオシャカになって、必要なときに録音ができない


なんて事があるかも知れません。それは非常に困ると思われます。



その点ダイナミックマイクは壊れにくい、その上録音音声もそんなに悪い訳じゃないですから


趣味の録音をする分には十分と言えると思われます


特に個人で録音をする場合、保存環境の整備まで出来ませんしね。



ホワイトノイズは編集作業でパソコン上である程度低減できることを考慮すると


コンデンサマイクまで買って何やる気やねん…と思わざるを得ないところがあります。


それが今回の「必要無い」理由でした。別に使っちゃ駄目とは言いませんよ。必要ないと思うだけで…


(やっぱコンデンサマイクの音質の良さはダイナミックマイクに勝てるものではないのは事実ですしね)



さて次は前の項目の一部に若干矛盾する「ミキサー・MTR 」の項目です。

さて、この項目からはまたもや新項目


「別に必要の無い機材・道具」の項目としてお送りいたします


まずは第一回目防音室・スタジオです。早くも「それ機材なんけ?」と言われそうでですが…



えー、これは結構サークルさんなんかで使ってらっしゃる所が多いように思います。


勿論個人で持ってらっしゃる方はじゃんじゃん使っちゃってください。


間違っても使っちゃ駄目ってワケではありませんから


買うのも自由ですよ~。500万円程度です(マテ




では何が必要ないかというと、ワザワザ高いお金出してやるほどの事かどうかを見極めてくださいと


ただそれが言いたいだけです。


勿論出してやるほどの事だと思うのは自由ですし、本当にそうなんでしょうから止めませんし

嫌味じゃなくね




個人的に色々な所で録音してみた感想ですが、今までで大別して以下の五箇所で録音してみました


・スタジオ

・カラオケボックス

・自宅(自室)

・自宅(防音室)

・野外(人気が無い野原)


で、感想なんですが、自宅防音室とスタジオはやはりといっては何ですが


殆ど生活ノイズが入る環境では無い為、普通にクリアな音が取れました。


そして勿論この中でもっとも雑音が入っていたのはカラオケボックスでの収録で


野外では音が霧散してしまってナチュラルリバーブがかかってしまったんですが


特筆すべきは自室でクーラーや蛍光灯等、基本的な電化製品の電源を切ってしまえば、


全く気になるノイズが入っておらず、むしろ上二つのカラオケ・野外よりきれいだったと言うことです。



コレは勿論ノイズカットの処理後と言う事もありますが、マイクの性能に依存する所だと思います。


一般的なカラオケマイクは集音率は以外に狭く、半径20m前後という表記があるものの


実際には室内に響く音を集音するのがやっとの所であるようで


結局の所室内で物音を立てずに収録をしてしまえば、録り方と編集の仕方如何で


後は結構どうとでもなってしまう程度の録音が出来てしまいます。



その為には勿論収録用の機材…基本的にはマイクとMDかパソコン等の記録機器、


集団で録音する場合はミキサーがあった方が良いという事です。


無駄に大きいものは必要ありませんしね。僕が一応保有しているのは


BHERINGER UB802


UB802


ですが、BEHRINGER社の格安ミキサーの特徴として内部基盤が一枚で出来ていて


一部の欠損を修理に出すと一枚丸々交換なので買うのと同等の金額になってしまう


と言う欠点があります。まぁ、僕が買ったの約10年前で一度も壊れてないけど…


リスク回避用同等クラスとして


YAMAHA ミキシングコンソール [MG8/2FX]

等もありだと思います。内部の基盤が1スロットずつで壊れたときは一枚ずつを交換のようですので


選び方としてマイクの専用ジャックであるキャノン(ミキサー上部左に並列しているの黒いジャック)が


使用マイク本数分付いていること、後ファンタム電源があるなら更にOKってな所でしょうか




さて、話を戻しますが


勿論、スタジオで録ると普通の一般的な室内で録るよりも音が集約しやすいので


きれな音声が録れることは間違いありません。


ただ、スタジオを借りる場合は以下のことだけを確認して、そういうスタジオは効果が薄れてしまうので


出来れば別の場所を借りる事を考えた方がいいかもしれません。



・壁に貼られた吸音材がバキバキに割れまくっている

・機材・ドラムセットのシンバル標準装備

吸音材がそもそも無い

・無駄に窓が多い、窓が二重窓になっていない



ちなみに三番目は論外です。見たまんま


以前なんとなく行って録音したスタジオ、前面鏡張りで音が反響しまくって


録音どころじゃなかったですから。



吸音材というのは丸い穴の開いたベニヤ板みたいな奴です。かなりあれは重要なんですよ。案外


あとドラムセットは室内に無いほうがいいでしょう。言わずもがな声に反応して振動しまくってくれますし


無駄に窓が多いのも出来れば避けたい所ですね。


窓は外部の騒音の入り口ですので、出来れば無いほうが良い位です



以上がスタジオが必要ない理由、選ぶときの選び方ってな所です。


では次にコンデンサマイク・その他高性能集音マイク の項目へどうぞ

さて、「あったらうれしい機材」最終回のお題はマイクスタンド・ポップガードです


…が、これ以上に「あったらで良いよ?」って言いたいものも無いのも事実だったり


こだわるなら使ってくださいね~位の感覚ですね


で、マイクスタンドが何故にそんなに必要なのか・ポップガードとは何かって話なんですけど


まずはそれらの必要性のところから説明しましょうかね



マイクスタンドは言わずもがな、マイクを固定する為のスタンドですね


あとポップガードというのはマイク集音部の前に立てるストッキングの膜のような物です。


コレが何故必要かというとスタンドが無い場合、勿論マイクは手で持って録音することになります


この時録音に気が取られたりして適度な位置調節が狂ったときにポップノイズ・リップノイズ


が入りやすくなってしまいます。コレを抑える為の物なんですよ


マイクスタンドはマイクを固定することにより、マイク位置を一定に保つ為に必要なものですし、


ポップガードはそれでも拾いそうなポップノイズをマイクに届かなくする為に必要なものなんです。




と言うことで、コレは僕も持ってませんので簡単にだけで終了させていただこうと思います


欲しい方は楽器屋へ行ってください、安いものなら3000円程度で売っているかと思います。


ちなみにポップガードはそこそこ値段するんですが、案外針金とストッキングで作った簡易的なものでも


十分に効果があるんで、もしどうしても欲しい人は作ってみるのも手かもしれませんね




以上で「出来ればあったらうれしい機材」の紹介はおしまいです。


次の項目は「別に必要の無い機材・道具 」ですが、ここの項目は実践と言うよりはコラム的な位置づけに


なっています。ですので、「録音がしたい」と言う人は「最低限構成で録音してみる 」の項目に


飛んでくださってかまわないと思います。

では次に市販品波形編集ソフトの紹介です。


これは「波形編集ソフト(フリーソフト)」の項目と同じく、役割も同じなんですが


市販されているものと言うこともあり、やはり機能面で充実しているものが多いです


具体的に言うと特に多いのがmp3ファイルの直接保存が出来ることでしょうか


また、下記で紹介する「Digion Sound 5 Express」の特徴として


ミキシング機能の強化があると思われます。


ま、何はともあれまずは見ていただくとして


Sound Forge Audio Studio 8J

Sound Forge Audio Studio 8J

HP:HOOK UP(http://www.hookup.co.jp/

長所:MP3、Real Audio Mediaも保存可能。DCオフセット機能、ノイズゲート等のエフェクターも十分に装備

短所:音声合成が若干不十分


このソフトの価値は何といってもノイズゲートが判りやすく、使いやすい面にあると思います。


また、DCオフセットも微調整が可能で、自分のいじりたいようにいじる事が出来るソフトですね


個人的にはこの上位版である「Sound Forge 8 日本語版 」が最高の出来だと思ってます。


エフェクターの数が尋常じゃなかったですからね。コレを使ってただの録音音声を使って


FMのチューニングあわない感じのノイズ交じりの音声に仕上げた事があります。


使い方覚えたらアクセントまで変えられるくらいの物だったからねぇ…


ただなにせ高いんだ。40000円位




・Digion Sound 5 Express

Digion

HP:DigiOn (http://www.digion.com/ )

長所:マルチトラック編集が可能、

短所:得に見当たりません


見ての通りトラックがレイヤーの様に多数作れて、BGMやSEを入れるには非常に便利です。

また、ノイズゲート等のノイズカット機能も充実してます。

かなりビックリです(昔はもっとシンプルで使いづらかった)

コレは現状としては一番のオススメかもしれません

さてそんなこんなで紹介してきた「あったらうれしい機材」の項目ですが、

次で最後の項目である「マイクスタンド・ポップガード 」です。



さてここで一般的には聞きなれないであろう機材であるUSBオーディオモジュールの紹介です。


そもそもUSBオーディオモジュールというのは何なのかと言うと、簡単に言えば


USB接続のパソコン用音源の事で、マイク専用の入力端子やボリューム調整ツマミ・フェーダー


物によっては赤白オーディオ端子(RCA端子)や光端子(SPDIF)もついている物があります。


そしてこれが薦める最大の理由なんでが、録音時の電磁ノイズが入り難い最大の長所があるんです




これを読んでらっしゃる方々の中にも「直接音声を録音したら」ノイズがパリパリ入ってしまった


と言う人もいらっしゃるんではないでしょうか。これは実はどうしようもない事なんです


そもそもパソコンの内部は音声情報以外の電気的信号の塊ですので、


サウンドカードは電磁ノイズの渦のど真ん中にあるわけでノイズ拾いまくっちゃうんです




そこで活躍するのがUSBサウンドモジュールです。


上記の理由でノイズが混入してしまう内臓音源とは違い、USBサウンドモジュールは


音声命令系統に直接信号を送り込む事が出来る為、基本的に混入ノイズは最小限になるんです



先ずは百見は一聞(?)にしかず。


listen Realtek AC'97 Audio


listen UA-3D Audio



上はパソコンの内臓音源、下はUSB音源でそれぞれ録音した音声をボリューム上げただけです


もうこれは完全に明らかですよね?差はこれほど顕著に出てきます


もし読んでらっしゃる方で、持ってらっしゃらないとおっしゃるならば


個人的には超オススメです。



さて恒例の機材紹介ですね


UA-3FX USBオーディオ・キャプチャー 24ビット ハイクオリティー
UA-3FX


正確に言うと僕自身が使ってるのはこれの下位機であるUA-3D を使ってるんですが


これはかなりオススメなものです。個人レベルでの趣味に使うには不満の出ないもので


UA-3DとUA-3FXの違いがエフェクターが付いているか付いていないかということを考えると


むしろこっちの方がお得な一品です。


弱点は少々値段がかかる事ですが、長所としてその代わりどんなパソコンでもUSBさえあれば


ほぼ同等環境が揃えられる=パソコンの性能に左右されないと言う事だけに留まらず、


赤白音声端子(RCA端子)での音声の入出力が出来ますし、フェーダーが付いてますので、


入出力音声レベルをしぼる・上げるのは文字通り指先一本ワンタッチで出来ますし、


何より出力した音声もノイズの影響を受け難いので、音楽などを聞く分にも音質が良いと


長所の方の数が圧倒的に多いんです。まぁ、やっぱり高いんだけど



ちなみにもっと安い物もあるんですが今回は割愛させていただきます、


と言うのも、以前友人から「安い機器はそれなりだ」との情報を言われてしまい、他の機器について


明確な良し悪しが判らないからです。基本的には外部に音源部を移しているという事で


そう対して変わりはないとは思うんですが…



ちなみに変わりが無いと仮定するならば、ELLECOMさんや玄人志向さんから同じような物が出てます。


こちらは廉価版と言うべきか、~5000円程度であるようですね


代わりと言っては何ですが、フェーダーやツマミが無いようです


興味のある方はamazonで「USBオーディオ」なんかで検索してみてください


まぁ、多分内臓の物よりは若干なりとも音声はいいと思われますので…



今回の項目は以上です。

次の項目については市販品波形編集ソフト について説明しようと思います。

さてここからは「一歩上の音声録音」をコンセプトに書く、出来ればあったらうれしい機材の紹介です。


最低限の録音ができれば良いよ!って人は別に読まなくても大丈夫。


…ただ、むしろ俺は素人だ!って人こそ読んで欲しいウンチクを書いてます。


理論とか理屈とかのウンチクはいらない!って人は読まないほうが良いかもですが…




さて、では早速今回紹介するのは一番安く、一番買わずとも持っている人が多いと思う機材である


密閉型ヘッドフォンについてです。


必要機材として買って欲しいのはこんなところ





AIWA HP-X122 密閉型ヘッドホン SONY MDR-XD100 ヘッドフォン




それぞれ~2000円の物でもかまいません、

が、ここで特筆したいものは密閉型であると言う事です


密閉型の利点はノイズが聞き分けやすいと言う事で、ヘッドホンの外の生活音を遮断しやすい


と言う事です。特にマイクが拾ってしまったクーラーの音、蛍光灯の音パソコンの駆動音等


そういった生活機器にある音はちょっとやそっとではスピーカー音声と聞き分ける事は困難だと思います


密閉型ヘッドホンはそういった生活音を遮断してくれるため実際に生活音が鳴っている音なのか、


それとも音声として録音した音に入ってしまった音なのかを区別するのに便利です



電気屋さんで売っている安い物でかまいませんし、むしろオーディオ用のめちゃくちゃ良い値段する奴は


音声のモニタ用には向いていないと考えてくださってかまわないと思いますので、


目安は~2000円、高くて~5000円程度の物を用意してください。




さて、一番お金の掛からない項目からスタートしましたこの項目ですが、


次項からは少々お金もかかってきます。全部を用意する必要は無いと思いますので


選択して購入するなどしてみてください。



では次はUSBオーディオモジュール についてです。


機材ではないんですが、「絶対必要な機材」の最後に音声波形編集ソフトを紹介します。


実は僕の身の回りのほぼ全ての音声編集さんがこの項目で一度は悩んでいます。


未だ音声を録るのにWindows標準のサウンドレコーダーで録音している人も居らっしゃるとか


一分を超えると録音できませんので非常に不便極まりないです。あれ



さて、そこで出てくるのが「波形編集ソフト」です。

Sound Forge Audio Studio 8J  Sound Forge Audio Studio 8J


これは市販ソフトなんですが、つまりはこんな画面で波形を見ながらノイズを消して

目立つようならかぶさるノイズを緩和してしまう、そんなことが出来るソフトなんです。


さて、ではタダでそれを手に入れるとするならば…と言うことで

フリーソフトで有名どころを二つ紹介しましょう




Sound Engine Free

Sound Engine Freee

HP:Cycle of 5th さん(http://www.cycleof5th.com/download/index.htm

長所:無料なのにエフェクターや一般的な機能が付いている。かなり機能は高機能

短所:1スロット編集しか出来ない為、音声の合成等はし辛い



コレはボイスコーポレーターさん達の中でも結構知ってらっしゃる人が多いSound Engine Freeですね


もしかすると読んでらっしゃる方の中でも使ってらっしゃる方は多いんではないでしょうか?


今、日本で無料で使える波形編集ソフトと言えば、一番有名なのが多分コレだと思います。


長所は後で解説するDCオフセット、ノーマライズ、ノイズゲート、ノイズサプレッサー機能が


全部タダで使えてしまうと言う事。また、音声の後処理的な事全般に対応しているだけでなく、


その他全部で合計34個ものエフェクターがタダで使えると言うもの


音声をいじくりまわして遊ぶ分にぴったりの出来となっています。


しかし短所としての1スロット編集は唯一の弱点です。例えばステレオ編集時に左音声を右音声に


コピーしようとしてもこのソフトでは出来ませんし、他にも全体的にエフェクターのかけ具合の深度が


フェーダーではなくツマミで表示される為、個人的には扱い難い面もあります。




・Wavy

wavy

HP:むし工房 さん(http://www.musicobo.com/ )

長所:音声録音が他に比べて綺麗(だった気がする)、ノイズゲートが細かく判りやすい

短所:エフェクターの数が増やせるらしいがよく判らならい、感覚的に扱いづらい



評価がかなり個人的好き・嫌いに走ってますがご容赦を


とにかく使ってみての感想は「録音する時に波形のズレが少ない」と言う事でした


具体的には後ほど説明しますが、音声のノイズの入り方が他よりも控え目だった気がします


それからノイズゲート機能がかなり細かく指示が出せるのも特徴です。


プレビューの参照時間まで指定できるソフトは初めて知りました(五個ほどしか触った事無いですが)



そうそう、このソフトの最大の特徴としてDirectX準拠のエフェクターを使用できるらしいです


基本的にフリー・市販のDirectX準拠のエフェクターを無限に増やせるみたいですが


なにぶん追加が若干面倒臭いようです。僕は結局そこに関しては弄ってません


後、感覚的に切ったり、貼ったり、消したりと言う事が若干他のソフトに比べて


しづらいように感じました。まぁ、この辺はどのソフトも一長一短と言ったトコでしょうか




音声編集ソフトの紹介は以上ですが、ここで一つだけ注意点があります。


皆さんも読んでいて判ったとは思いますが、波形ソフトにはそれぞれ特徴があると言う事です


それは勿論直結して出来る事と出来ない事があると言う事でもありますので、


個人的には上記二つのソフトを併用すると言う事をお勧めします。


また、後ほど説明する市販品のソフトについても同じように長所と短所があるので


それについても同じように考えてもらってかまわないと思います。



では波形編集ソフト、及び「絶対必要な機材」については以上です。


最低限で良いよ!と言う方は「最低限構成で録音してみる 」の項目を読んでみてください


また、もうちょっとお金かけても良いから一歩上行く録音と編集がしたい!って人は


出来ればあったらうれしい機材 の項目を続けてどうぞ

次はイヤフォン(非密封型)ですが、実は非密封型である必要は全くありません


むしろ密封型の方が個人的にはお勧めなんですが、


非密封型のイヤフォン程度でもできると言う事で、

要は外に音が聞こえないのであればそれで良いということです


マイクを使う以上当たり前なんですが、マイクがスピーカーの近くにあれば


ハウリングが起こる可能性や、スピーカー音声をマイクが拾う可能性があります。


録音時にそれらマイクが拾ってしまうと勿論録音音声は台無しです


それを抑える為のイヤホンなんです。




と言うわけで何でもいいんですが、モニタリングだけでなく、後に若干編集をすることを考えると


脱落しないようにイヤホンよりもヘッドフォンを使用するほうが良いでしょう。


とはいえ基本的には聞こえればどんなものでもかまいません。


コレも安い物でかまいませんので、ウォークマンのイヤフォンを使う程度でかまわないと思います。


とにかくパソコン・スピーカーに直接刺さるヘッドフォンかイヤフォンを用意してください



つぎは波形編集ソフト(フリーソフト) についてです。