さて、次にコンデンサマイクやダイナミックマイクでないその他集音マイクについてです。
これが必要ない理由は非常に簡単で、結構プロ仕様なスタジオに行っても通常は貸し出しも無いですし
経験上、まずコンデンサマイクを使わなくても適当な音声は収録できると言う点からです。
さて、詳しい説明の前にまずはコンデンサマイク・ダイナミックマイクについて仕組みと
その性能について簡単に説明しましょう
・コンデンサマイク
主にCD用の音源の作成に使われる音楽の録音等に使われるプロ御用達機材です。
コンデンサマイクは内部にコンデンサがあり、電極に電圧をかけ、空気振動によって生じるコンデンサ間
の静電容量の差を音声として記録する…電気関係素人の僕にはよくわからない構造です(ぁ
コンデンサマイクの特徴は非常に小さな音もノイズを殆ど拾わずに集音できると言うことですが
一方で精密機器であるため、
非常にもろく、落としたり、大き目の衝撃を与えると一撃で壊れてしまう危険性があり
また湿度の適していない所での保管も故障の原因になりうるという
ものすごく保管に気を使うものであると言う事です。
・ダイナミックマイク
主にカラオケ店でよく見かける、ライブや一般的なイベントなどで使われている機材で
マイク内部に張ってある膜に変換機を接触させて、音から生じる僅かな空気振動から
伝わった振動で膜が振動し、その振動を変換機が音声電気信号に変える装置です。
ダイナミックマイクの特徴は「空気振動を音に変える」ことで、ある程度の振動量が無いと
音声信号に変換することが出来ませんし。加えて空気の流れなどの一定振動にも反応する為
ホワイトノイズが基本的には確実に発生してしまいます。微々たる物なんですけどね
その作りが振動を前提としてるためか衝撃に強いのも特徴ですかね
一見すると「コンデンサマイクのほうがノイズが入らないんなら良いじゃん!」と仰るかもしれません
ノイズが入りにくいと言う点だけを見たら、確実にコンデンサマイクの方が良いでしょう。
ですが、コンデンサマイクには最大の特徴「精密機器である」と言うことがありまして
勿論精密機器は非精密機器よりもお値段が随分上がると言うのはその他機器でも同じですよね?
ちなみにダイナミックマイクの価格は「絶対に必要な機器」の項目でも紹介した通りですが
\2000~高くても\20000も出せば十分なものが手にはいるかと思いますが、
コンデンサマイクはその10倍はしますので、本気で買うなら頑張って働いてください
最近安くはなったものの、それでも\20000~が相場っぽいですね
そしてそのコンデンサマイクは先ほど言ったとおり、衝撃や湿度に弱く
下手すれば保存の仕方如何で一発でオシャカになって、必要なときに録音ができない
なんて事があるかも知れません。それは非常に困ると思われます。
その点ダイナミックマイクは壊れにくい、その上録音音声もそんなに悪い訳じゃないですから
趣味の録音をする分には十分と言えると思われます
特に個人で録音をする場合、保存環境の整備まで出来ませんしね。
ホワイトノイズは編集作業でパソコン上である程度低減できることを考慮すると
コンデンサマイクまで買って何やる気やねん…と思わざるを得ないところがあります。
それが今回の「必要無い」理由でした。別に使っちゃ駄目とは言いませんよ。必要ないと思うだけで…
(やっぱコンデンサマイクの音質の良さはダイナミックマイクに勝てるものではないのは事実ですしね)
さて次は前の項目の一部に若干矛盾する「ミキサー・MTR 」の項目です。