「住み心地」が何故注目されてこなかったのか ②





Ⅱ 住宅の消費者側の問題点





「人は見かけだけで判断してはいけない。」


とよく言いますね。


しかし、人生最大の買い物である住宅について




「家も見かけだけではわからない。」





と考えて判断する人が どれ位いるのでしょうか。







見かけだけ、わかりやすいところだけで判断しようとすると

住宅の供給者(住宅会社)側の

「より早く売って、早く安く作って、早く回収する仕組み」

に乗せられた家づくりをすることになります。





それは必ずと言っていいほど

「住み心地」の犠牲が伴うので

後々消費者が

「もっとよく考えて建築すればよかった・・・」

という後悔することになることを意味
しています。





ここでは消費者が陥りやすい問題点を挙げてみます。





 ①一生に一回の住宅なのに衝動買い


服を購入する時に、デザインやサイズだけを確認して

購入するでしょうか。

ちゃんと試着して「着心地」を確認するはずです。

靴もそうです。「履き心地」を確認するはずです。

合わない靴を履くほど、不快、不健康なことはありません。

食べ物だって、高級なものを購入する時は味見」をさせて

もらえます。

車を購入する時にも、販売会社に「試乗」させてもらって

購入を決めるはずです。

見た目のデザインや機能性だけでは判断をしないはずです。





日本の消費者は製品の品質に対する厳しさは世界一だと

よく言われています。





では


「住宅の品質」=「住み心地」について

果たして日本人は胸を張って世界一だ


と言えるのでしょうか。





繊細な感覚を持ち、高品質を求める日本人が何故


「一生に一回」のしかも「人生で一番高い買い物」である

「住み心地」を確認して購入しないのでしょうか。





大きな原因の一つに


住宅の供給者側が、


自分たちに不都合な「住み心地」に対する

情報を伏せている
ことが挙げられます。





しかし、消費者自らが、

「真に快適な住宅とは何か」

「真に健康的で家族が幸せにできる住宅とは何か」

「赤ちゃんから、体の衰えたお年寄りに優しい住宅とは何か」


という命題を真剣に考えたとしたら きっと





住宅会社の

「より早く売って、早く安く作って、早く回収する仕組み」


の戦略に乗せられて、衝動買いすることはなくなるはずです。





住宅の本質的部分の一つである


「住み心地」を考慮せずに 家を衝動買いすることは、


食品を購入する時に、「見た目」「味」にだけこだわって


「どんな栄養があるのか」という食品の本質を考えずに


衝動買いすることと同じです。





「栄養」を考えずに食事を続ければ、いつか体を壊します。


同じように「住み心地」を考えずに家を建てれば、


いつか体を壊すことになりかねません。


私は 少なくとも、本書を手に取ってくださった皆様には 

しっかり「住み心地」を確認した上での住宅計画をして頂きたい


と思っております。

そして「住み心地」を大事にする作り手に出会うことで 

本当に心から満足できる家づくりが可能になることも知っておいて

頂きたいと思います。









②優先順位がしっかり決まっていない





何を優先させて 家づくりを行うべきなのか。

これがブレてしまうと 「あれもしたい、これもしたい」と

無限大に夢が膨らんで、予算オーバーになります。


住宅計画には前提として、間取りや設備、デザインより先に考えて

おくべきことがあります。


もちろん何はともあれ「予算が第一優先」という方も

いることでしょう。

厳しい予算の中では「住み心地」の悪い家でも

仕方がないと判断されたのであれば・・・


それはそれで止むを得ない選択といえます。。


無い袖は振れませんから。。。





しかし、長い目で見て




「後悔しない家づくりをしたい」




「本当に建ててよかったと心から満足できる家にしたい」




「末永く家族皆で健康で幸せな生活を送りたい」





と望む方なら、まずどのような「住み心地」の家を建てるのか

ついて第一優先で確認すべきなのです。


私は家づくりのスタートは、「住み心地」の確認を一番

すべきだと思っています。





さて、次章では、見た目ではなかなかわからない「住み心地」を見極めるために


是非知っておきたい「キーワード」をご紹介致します。










RECOM㈱

代表取締役 田中勇一

RECOM新築用web 
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